動物の歯の話 その3
馬の歯は6歳になるまでに、すべて乳歯から永久歯に生えかわり、その後はどんどんすり減っていきます。 食べる時には、上下の歯をすり合わせるので減り方が激しく、1年間に平均2ミリずつすり減っていきます。 そのため、馬は歯を見れ…
動物の歯の話 その2
動物の歯のお話 2回目です。 多生歯性の代表といえばサメです。サメの歯は獲物をとるときにこぼれ落ちても、すぐに次々と生えてきます。 なぜなら、現在使っている歯のうしろに6列から10列もの予備の歯がひかえていて、歯が抜け落…
動物の歯の話 その1
今日はゾウの歯のお話をします。 象の歯は大きな臼歯が上下左右に1本ずつの計4本。ひと回りもふた回りも大きな大人の靴底のような形をしています。60~70年の生涯のうち、この臼歯は6回も生えかわるのですが、そのプロセスは大変…
歯は語る
化石となった歯を調べることで、いろいろな事実を知ることができます。 草食性であったか、肉食性であったかというような基本的なことは、歯の擦り減り方をチェックすることで比較的簡単にわかるそうです。まさに’’歯は語る’’ですね…
唾液ってすごい!
唾液とはいわゆる”つば”のことで、お口の中は唾液で満たされています。唾液には殺菌作用があります。 虫歯や歯周病や口臭予防にも密接な関係のある、この唾液。 よく噛んで唾液を出す説明をしまいたが、口の中が唾液で満たされてるこ…
飲み込むメカニズム
咀嚼は、口の中で食べ物を飲み込みやすいように唾液と混ぜながら食べ物の塊(食塊:しょっかい)を作る工程です。 食塊が形成されると飲み込みの反射(嚥下反射:えんげはんしゃ)が起こり、食塊が咽を通過します。これが飲み込む、すな…
技工士の始まりは?
「入れ歯」について、江戸時代にはすでに一般庶民にも「入れ歯」が広がっており「入歯師(いればし)」という専門の職人までいたそうです。それが今の歯科技工士にあたる仕事です。 数百年前にすでに歯を作ることを生業としていたことに…
親知らずって絶対に生えてくる?
親知らずは、誰しも必ず生えるわけではありません。 実際に、親知らずが上下4本全て生えている人は、日本人成人でおよそ半分くらいだそうです。 しかし古代人は、ほとんどの人に「上下4本の親知らずを含んだ32本が生えていた」と考…
乳歯が抜けたら・・・
抜けた乳歯をどうする? 日本を含めアジアでは、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根裏へ、という習慣があります。新しい歯は、古い歯がある方向に伸びると信じられているからです。 一方、米国、カナダ、イギリスなどでは夜眠る時、枕の下…