大名歯科スタッフブログOHMYO BLOG
職業意識
長引く景気の停滞で、平成２１年度の大卒者の就職内定率が８０％と、氷河期を下回り最悪という見出しが各メディアから報道されている。このような状況下では、若い学生たちが職業選択の傾向として安定志向を望むのは当然なのかもしれない。
一般企業が人を選ぶ基準の重要因子は、「熱意・意欲・性格・人格・考え方・価値観」等が企業の望む人材のようだ。
歯科技工業界でも、年々新卒者の数は減少傾向にあるようだ。
同時に、業界の高齢化は予想以上に進んでいて、平成２０年の厚労省からの、年齢階級別の技工士の割合は、５０歳以上が３５％、２０～２９歳が１５％と、年齢構成の高齢化の歪みが、先行きの不安を感じさせる。
専門職を目指すにはハングリー精神や辛抱、粘り強さなどの要素が必要なのはよく分かる。しかし、現在の技工士を取り巻く環境は大変厳しい物を感じるのも事実。
先人達は、若手技工士に何を残してくれたのか？そして、自分自身は、何を残せるのか？
広島県三原市 大名歯科医院 歯科技工士 木原 義隆
