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【ご家族が入院される方へ】入院期間が半減!? 早く治るためのカギは「専門的なお口のケア」にありました

2026年3月7日 大名歯科院長
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ご家族やご自身の大切な人が入院することになった時、「少しでも早く元気になって、家に帰ってきてほしい」と願うのは当然のことですよね。入院中の生活や治療について不安を抱えている方も多いかもしれません。

実は近年、「お口の中を清潔に保つことが、病気やケガの回復スピードを劇的に早める」ということが、明確なデータとして分かってきています。

今回は、大名歯科より「入院中のお口のケアがいかに大切か」について、驚きのデータとともにお伝えします。

入院日数が「約半分」に短縮されるという事実

千葉大学医学部付属病院で行われた介入試験の結果(中央社会保険医療協議会総会 出所)によると、非常に興味深いデータが示されています。

入院中、看護師による一般的なケアを受けた場合の平均入院日数が「122.9日」だったのに対し、歯科衛生士が専門的な口腔ケアに入った場合は「57.5日」と、なんと入院日数が約半分にまで短縮されたのです。

「お口を綺麗にしただけで、なぜそこまで回復が早まるの?」と驚かれるかもしれません。しかし、これには医学的な理由がしっかりとあります。

なぜ、お口が綺麗だと早く治るの?

私たちは普段、介護施設や病院で患者さんのお口の中を拝見することがありますが、病状が重い方や介護度が高い方ほど、お口の中の環境が悪化しやすい傾向にあります。

これは、体力が落ちている時はご自身で十分な歯磨きができず、お口の中で細菌が繁殖しやすくなるためです。お口の細菌が増殖すると、以下のようなリスクが高まります。

  • 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスク: お口の細菌が唾液と一緒に肺に入り込み、肺炎を引き起こす原因になります。
  • 全身の免疫力低下: 歯周病菌などが血管を通じて全身に巡ることで、回復に向かうはずの免疫力を奪ってしまいます。
  • 栄養摂取の妨げ: お口が不衛生だと食事が美味しく感じられず、十分な栄養が摂れなくなることで、傷や病気の治りが遅くなります。

逆を言えば、お口の中が清潔に保たれていれば、余計な感染症を防ぎ、全身の自然治癒力を最大限に発揮できるということです。これが、回復スピードを早める(=入院日数を減らす)最大の理由です。

入院を控えている方・ご家族へのアドバイス

「早く治るため」の大切な時間。それを無駄にしないために、入院される際にはぜひ以下のポイントを確認してみてください。

  1. 入院先に歯科衛生士がいるか確認する
    入院先を選ぶ際や、事前説明を受ける際に「院内に歯科が併設されているか」「歯科衛生士による専門的な口腔ケアを受けられるか」を尋ねてみましょう。
  2. 入院前に「かかりつけ医」でケアをしておく
    もし入院先の病院に歯科衛生士がいない場合でも、焦る必要はありません。入院前にかかりつけの歯科医院でクリーニングを受け、お口の中の細菌を徹底的に減らしておくだけでも、術後や入院中のリスクを大きく下げることができます。

大名歯科からのメッセージ

「入院」という言葉は不安を伴うものですが、お口のケアという身近なアプローチで、回復を後押しすることができます。

大名歯科では、入院を控えた方の事前の口腔ケアや、ご家族の歯の健康サポートを行っています。少しでも不安なことがあれば、いつでも私たち専門家にご相談ください。皆様が一日も早く、笑顔で元の生活に戻れるよう、お口の健康を通じて全力でサポートいたします。


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