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ちょっとの違和感が命を守る? “完璧な健康”が落とし穴になる理由

2025年5月10日 大名歯科院長
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「口の一病息災(いちびょうそくさい)」という言葉をご存じでしょうか?これは、「少しの病があることで、かえって健康に気をつけて長く元気でいられる」という意味です。歯や口の中に少しの不具合や違和感があると、私たちは自然と慎重になります。

たとえば、奥歯に少し痛みがあると、無意識のうちにゆっくり噛んだり、柔らかいものを選んだりしますよね。そうすることで、勢いよく噛みすぎて歯が欠けるような事故を防げるのです。

逆に、まったく不調がないときは、「大丈夫だろう」とつい油断してしまいがちです。食事中に硬いものを思い切り噛んでしまい、歯が割れたり、詰め物が取れてしまった…そんな経験はありませんか?

「無病が最善」とは言いますが、健康なときこそ“安全速度”での咀嚼(そしゃく)を心がけることが大切です。車の運転と同じで、見通しが良いからといってスピードを出しすぎると事故につながります。

ちょっとの違和感が、私たちに“丁寧に生きる”ことを教えてくれているのかもしれません。


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