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🔥【衝撃】歯ブラシは虫歯を守れない!? 歯科医が暴露した“溝虫歯”の真犯人と唯一の予防法

2025年12月7日 大名歯科院長
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🔥【衝撃】歯ブラシは虫歯を守れない!? 歯科医が暴露した“溝虫歯”の真犯人と唯一の予防法

「毎日ちゃんと磨いているのに、健診で奥歯の溝に虫歯が見つかった…」
そんな経験はありませんか?
実はそれ、あなたの磨き方が悪いからではありません。
そもそも歯ブラシでは届かない場所の虫歯だからです。


◆「ちゃんと磨いてるのに虫歯」その理由は…

歯科健診で「奥歯の溝に虫歯がありますね」と言われるとショックですよね。
その瞬間、多くの方がこう考えます。

もっと丁寧に歯ブラシしなくちゃ!

しかし、これは実は大きな誤解です。

なぜなら、

  • 奥歯の溝は歯ブラシの毛先より狭い
  • 毛先が溝の奥まで物理的に入らない構造になっている

そのため、どれだけ丁寧に磨いても、歯ブラシでは奥歯の溝の汚れを完全に落とすことはできません。

言いかえると、

奥歯の溝の虫歯は“歯磨きでは絶対に防げない”タイプの虫歯なのです。


◆溝の虫歯に効くのは歯ブラシではない!

では、どうすれば溝の虫歯を予防できるのでしょうか?

実は、意外な味方がいます。
それがシュガーレスガム(砂糖ゼロのガム)です。

◎なぜガムが溝の虫歯予防に効くのか?

理由はとてもシンプルです。

  • ガムを噛むことで唾液が大量に分泌される
  • 唾液にはミネラル(カルシウムやリンなど)がたっぷり含まれている
  • その唾液が奥歯の溝に流れ込み、歯の表面を“自動修復(再石灰化)”してくれる

つまり、

ガムは「奥歯の溝を洗い流しつつ、ミネラルでコーティングしてくれる」天然のケアツール
と言っても過言ではありません。

ただし、ここにはひとつ重要な条件があります。

噛み合う歯の相手がないと、ガムを噛んでも効果は大きく下がってしまうという点です。

  • 片側だけで噛む癖がある
  • 入れ歯を外したままの時間が長い
  • 奥歯が何本か抜けたまま放置している

こういった場合は、ガムのメリットを十分に活かしきれません。
心当たりがある方は、一度歯科医院で噛み合わせや欠損の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。


◆「あ〜キシリトールね」←ここに潜む危険な勘違い

患者さんに、

「奥歯の溝の虫歯予防には、シュガーレスガムを噛むのも良いですよ」

とお伝えすると、かなりの確率で、

「あ〜、キシリトールガムですね!」

という反応が返ってきます。

しかし、ここに非常に危険な誤解が潜んでいます。

◎「キシリトール入り=安心」ではない

世の中には、

  • キシリトールが入っている
  • けれど砂糖も一緒に入れている

という“なんちゃって虫歯予防ガム”が存在します。

パッケージの印象や「キシリトール」という言葉だけで選んでしまうと、
実は虫歯のエサである砂糖もきっちり摂ってしまっているというケースも少なくありません。

大切なのは、

  • 「何が入っているか」よりも、「何が入っていないか」
  • 砂糖ゼロ(ノーシュガー)であることを確認する

という視点です。

つまり、

「キシリトール=虫歯予防になる」という短絡的なイメージは非常に危険であり、
成分表示をしっかり確認せずに“安心ガム”と信じ込むのはNGなのです。


◆今日からできる「溝虫歯」対策まとめ

1. 歯ブラシの限界を知る

  • 奥歯の溝は、構造的に歯ブラシの毛先が届かない
  • どれだけ丁寧に磨いても溝の中は完全には掃除できない

2. 溝虫歯予防の主役は「唾液」

  • 歯を守ってくれるのは、実は歯磨き粉より唾液
  • 唾液は歯の表面を修復し、酸を中和し、細菌の働きを弱める万能ガードマン

3. 唾液を増やす一番かんたんな方法

  • 砂糖ゼロのシュガーレスガムを噛む
  • 左右両方で、ゆっくり噛む
  • 噛み合う相手の歯が少ない場合は、歯科医院で相談する

4. ガム選びのチェックポイント

  • 「キシリトール入り」=安心 ではない
  • 成分表示で砂糖が入っていないかを必ず確認
  • ノーシュガー(砂糖ゼロ)タイプを選ぶ

◆歯科医からの一言:歯ブラシ信仰より「唾液信仰」を

多くの方が、

「虫歯予防=とにかくゴシゴシ磨くこと」

だと思い込んでいます。

しかし、奥歯の溝の虫歯に限って言えば、

  • 一生懸命磨いても届かない場所がある
  • そこを守ってくれるのは唾液の力である
  • その唾液を効率よく引き出せるのがきちんと選ばれたシュガーレスガムである

というのが現実です。

歯ブラシ信仰だけでは、守りきれない歯がある。
だからこそ、

「歯ブラシよりも、まず唾液」

という考え方を、ぜひ今日から頭の片隅に置いてみてください。


大名歯科では、
お一人おひとりの歯並び・噛み合わせ・欠損の状態に合わせた本当に意味のある虫歯予防を一緒に考えていきます。

「自分に合うガムの選び方が知りたい」
「すでに溝の虫歯があると言われた」
そんな方は、お気軽にご相談ください。


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