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【口呼吸は“静かに進む全身疾患”】歯科医が暴露する「放置すると危険すぎる真実」

2025年12月12日 大名歯科院長
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🚨【口呼吸は“静かに進む全身疾患”】歯科医が暴露する「放置すると危険すぎる真実」

口呼吸――それは、虫歯や歯周病だけの問題ではありません。実は、全身の不調の入口になる“万病の源” だとご存じでしょうか?

この記事では、大名歯科に来院される方にも多い「無意識の口呼吸」が、どれほど健康をむしばむか、そして今日からできる実践的な改善法まで、歯科医の視点から分かりやすく解説します。


■ なぜ口呼吸は“危険”なのか?

結論:唾液が奪われ、ウイルスも細菌も入り放題になるから

鼻呼吸は本来、空気を温め・加湿し・ろ過して肺に届ける「高性能フィルター」です。しかし、口呼吸になると、このフィルター機能がゼロになります。

その結果、次のようなリスクが一気に高まります。

  • 唾液が蒸発し、虫歯リスクが急上昇する
  • 歯周病菌が活性化し、歯周病が進行しやすくなる
  • 風邪・気管支炎など、ウイルスの侵入率が跳ね上がる

つまり、口呼吸は免疫を弱らせ、口腔と全身の病気を確実に増やす生活習慣 なのです。


■ 口呼吸の「二次災害」はもっと深刻

実は、口呼吸が引き起こす問題はこれだけではありません。次のような二次的な悪影響も非常に大きな問題です。

  • 歯並びの悪化(歯列不整)
  • 噛み合わせの乱れ(咬合不整)
  • 顔つきや笑顔のバランスが崩れる審美障害
  • 顎関節症
  • 口の乾燥による睡眠障害・いびき・日中の倦怠感

特に成長期のお子さんは、顔つきそのものが変わるレベルで悪影響を受けることがあります。

三原市でも、口呼吸が原因で歯列不正になり、大名歯科へ相談に来られる子どもが年々増えている印象です。


■ あなたやお子さんは大丈夫?口呼吸セルフチェック

大名歯科では、口呼吸の判断材料として次のポイントを重視しています。

✔ 口唇がいつも乾いている

何もしていなくても唇がカサカサ・ヒリヒリしやすい方は、無意識に口で呼吸している典型パターンです。

✔ 上の前歯の“磨きやすい部分”に汚れが残る

本来、歯ブラシが当てやすく汚れが残りにくい部分なのに、歯がヌルヌルしていたり、プラーク(歯垢)がこびりついている場合、口呼吸による唾液不足が疑われます。

✔ 歯肉が赤く腫れぼったい

乾燥と細菌増加の影響で、歯肉に慢性的な炎症が起きているサインです。

これらが複数当てはまる場合、生活習慣としての口呼吸が定着している可能性が非常に高いと考えられます。


■ 特に危険なのは「成長中の口呼吸」

激しい運動後に一時的に口呼吸になるのは、さほど問題ではありません。問題なのは、次の2つです。

  • 長期間にわたる口呼吸
  • 成長期(子ども〜思春期)の口呼吸

この状態が続くと、顎の成長が歪み、歯並びや噛み合わせが乱れ、睡眠の質も低下してしまいます。


■ 就寝中は?起きている時は?口呼吸対策の基本

就寝中の口呼吸対策については、別の記事で詳しくお話ししました。ここでは、人生の3分の2を占める「起きている時間」の対策に絞ってお伝えします。

① まずは基本:口を閉じる意識を持つ

とてもシンプルですが、実際に続けるのは難しい習慣です。「気づいたら開いている」のが口呼吸の怖いところです。

② 舌先を上の前歯の裏側にキープ

正しい舌の位置(スポットポジション)は、鼻呼吸を安定させるための大前提です。舌先を上の前歯の裏側あたりに軽くつけておくイメージでキープします。

③ テレビ・スマホ・DVD中は特に危険ゾーン

受動的な時間は油断しやすく、口が半開きになりやすい場面です。家族が声をかけてあげるのも一定の効果があります。

しかし、現実には次のような問題が出てきます。

  • 意識しても、すぐに忘れてしまう
  • 親が注意しすぎると、親子関係がギクシャクする

この2つの壁が大きく、これだけでは対策として不十分なことも多いのです。


■ 歯科医が推奨する“劇的に改善する方法”

答え:ノンシュガーガムを「だらだら噛み続ける」こと

ここで、大名歯科が特に有効だと考えている方法をご紹介します。それが、ノンシュガーガムをだらだら噛み続ける習慣です。

これは単なるガム習慣ではなく、口呼吸改善に必要な3つの要素をすべて満たす「実践的トレーニング」です。

① 唾液がダラダラ出る → 口が自然に閉まる

長時間ガムを噛んでいると唾液がたくさん分泌されます。口が開いたままだと涎が漏れてしまうため、無意識に口を閉じる癖がつきやすくなります。

② 舌・唇・頬の筋肉が刺激される → 鼻呼吸の維持力アップ

ガムを噛むことで、口周りや舌の筋肉が自然にトレーニングされます。これが、鼻呼吸をキープする土台づくりにつながります。

③ 成長期の顎の成長を前向きにサポート

顎が小さめのお子さんでも、ガムを「だらだら噛む」ことで顎の成長が促され、将来、歯並びが綺麗になる可能性が高まると考えられます。歯を削ったり抜いたりする矯正とは違い、体に優しい“非侵襲的な育成法”です。

ポイントは、一生懸命に力を入れて噛むのではなく、止まらずに「ダラダラ噛み続ける」こと。これが「ガムのだら噛み健康法」です。


■ 「ガムのだら噛み」で万病予防へ

口呼吸は、“気づかれにくいけれど確実に健康を削る生活習慣”です。虫歯・歯周病・歯並びの悪化だけでなく、風邪や睡眠の質、ひいては全身の健康にも影響します。

今日からノンシュガーガムを味方につけて、鼻呼吸の本来の力を取り戻し、口から始まる全身の健康づくりを始めてみませんか?

三原市で、

  • お子さんの口呼吸や歯並びが気になる
  • 自分が口呼吸かどうかチェックしてほしい
  • 虫歯や歯周病を根本から予防したい

という方は、どうぞお気軽に大名歯科へご相談ください。


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