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毎日の食事が不安な方へ。「飲み込みにくい」「むせる」嚥下(えんげ)障害の原因と安心の対策ガイド

2026年3月23日 大名歯科院長
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毎日の食事が不安な方へ。「飲み込みにくい」「むせる」嚥下(えんげ)障害の原因と安心の対策ガイド

「最近、食事のたびにむせてしまう」「食べ物が飲み込みづらくて、食事の時間が楽しくない」……そんなお悩みはありませんか?

うまく食べられない、飲み込めない状態は「摂食・嚥下(えんげ)障害」と呼ばれます。食事が負担になると、体重が減ってしまったり、誤って気管に食べ物が入る「誤嚥(ごえん)」を引き起こすこともあるため、一人で悩まずに適切なサポートを受けることがとても大切です。

この記事では、嚥下障害のサインや原因、そして当院でもサポートできる改善へのアプローチについて分かりやすく解説します。

こんな症状はありませんか?(嚥下障害のサイン)

症状は患者様によって様々ですが、日常の些細な変化がサインとなります。ご自身やご家族に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

  • お茶や食事でよくむせる
  • 形のあるものが噛めない、飲み込めない
  • 食事に時間がかかるようになった、食べると疲れる
  • 食後に痰(たん)がよく出る
  • 食事中や食後に声の質が変わる(ガラガラ声になる)
  • 食べ物が口からこぼれたり、口の中に残ったりする
  • 食べ物がのどにつかえる感じがする

なぜ飲み込みにくくなるの?(年代別の原因)

嚥下障害は、ご高齢の方だけの病気ではありません。実は、小さなお子様から大人まで、あらゆる年代で起こる可能性があります。

  • ご高齢の方の場合: 加齢によって「飲み込む力」や「のどの筋肉」が衰えることが主な原因です。のど仏の位置が下がることで、飲み込むタイミングが合わず、食べ物が気管に入りやすくなります。
  • 成人の方の場合: 脳梗塞などの脳血管疾患や神経系の病気の後遺症、またはお口やのどの病気(がんなど)の治療後に、感覚や筋肉の働きが変わることで起こることがあります。
  • 小さなお子様の場合: 生まれつきの病気だけでなく、食事の姿勢や食べさせ方など、食べる環境や経験の不足が原因で「上手な食べ方」を身につけられていないケースもあります。

どんな検査をするの?(痛みのない検査からスタートします)

「検査」と聞くと不安になるかもしれませんが、まずは患者様への負担がない簡単な確認から行いますのでご安心ください。

  • お話を聞く・お口まわりを見る(問診・視診): いつから、どんな時に困っているかを丁寧にお伺いし、お口やのどの動きを確認します。
  • 簡単な飲み込みテスト(スクリーニング検査): 少量の冷たいお水を飲んでいただいたり、唾液をごっくんと飲み込む回数を数えたりして、スムーズさを確認します。首元に聴診器を当てて、飲み込む音を聞くこともあります。
  • 精密検査(必要な場合のみ): より詳しい原因を知るために、専門の機器を使って、食べ物がどう流れているかをレントゲン(嚥下造影検査)や内視鏡で確認することもあります。

改善に向けてできること(リハビリと食事の工夫)

嚥下障害の対応は、「元の機能を取り戻すこと」や「今の状態を安全に維持すること」を目標に、患者様お一人おひとりのペースに合わせて行います。

  • 食べるための筋力トレーニング(機能訓練法): 舌を鍛える体操や、のどの筋肉を強くする頭上げ体操、安全な飲み込み方を覚える練習などを行います。専門家が無理のない方法をアドバイスします。
  • 食事の工夫(代償的方法): 飲み込みやすい姿勢を見つけたり、食事にトロミをつけたりして、食べ物の流れをコントロールします。
  • 専用の補助具(嚥下補助装置): 歯科ならではのアプローチとして、舌の動きを助ける特殊な装置(入れ歯のようなもの)を作製して、飲み込みをサポートすることもあります。

大名歯科からのお願い

「食べる」ことは、栄養をとるだけでなく、人生の大きな楽しみの一つです。大名歯科では、患者様やご家族が「楽しく、美味しく、安全に」お食事ができるよう、お口の専門家としてしっかりとサポートさせていただきます。

少しでも「おかしいな」「飲み込みにくいな」と感じたら、どうぞお気軽に大名歯科までご相談ください。一緒に解決策を見つけていきましょう。


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