大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

川島隆太先生の講演

2008年6月2日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です

先日、NTTクレドホールにて広島県歯科医師会主催による川島隆太先生の講演がありました。

あのニンテンドーDS 脳トレの川島隆太先生です。

さすがに、この有名人クラスの講演となると集まる人も多く、メイン会場だけでは足りず、会場の外にまでイスが並べらていました。

内容は主にやる気をつかさどる脳の前頭前野についてでした。

黙って考えているだけでは脳のほんの一部しか活動していないが、テレビゲームなど指先を使うと脳全体が活動している。

しかし、テレビゲームでも前頭前野だけはほとんど活動していない。つまり、脳は使っているがやる気がイマイチ伸びない。

やる気をつかさどる前頭前野を活発にさせるためには、簡単な問題(小学3年くらいまでの読み・書き・計算)を毎日5分でもすることが大切だと言われていました。

特に「認知症」の高齢者などに適切にこの簡単な問題を継続させることが、前頭前野のやる気を上げ、他のあらゆる分野に関心を示し、挑戦し、脳全体を使うことによって改善されるチャンスがあり、高齢者の介護保険費や医療費の抑制に貢献するようです。

どんな方でも20歳から衰え始める脳。

簡単な読み書き計算を毎日行えば、脳全体の衰えるスピードを緩め、維持し改善します。

もし、簡単な読み書き計算をしなくても「料理」をすることは非常に脳全体にいいようです。

「料理は」冷蔵庫の中を見て完成をイメージし、足りない材料を買いに行き、材料を量って、切って、混ぜて、盛り付けて・・・。
読み書き計算以上ですね。

余談ですが、テレビを見ることは脳の活動はしないばかりか、活動抑制するようです。

つまり、テレビ=リラクゼーション。

最近読んだ、勝間和代さんの著書でもテレビは知的生産力をダメにするようなことが書いてありました。

どのチャンネルも同じ内容、同じ構成の万人受けするよう作られた番組。
そりゃ、前頭前野のやる気に関しては全くの有害ですね。

講演の最後のほうに、歯の残存歯数と認知症との関連がどうもありそうだと、コメントされていました。

噛むことが大切なのか、見た目なのか、まさか歯の数そのものが大切なのかは、言及されませんでしたが、広島県歯科医師会に配慮したコメントがとても印象的でした。

私自身の認知症対策ですが、どうやら歯科医療は料理と似てますので、現役である限り大丈夫だと思いました。

そういえば、歯医者の認知症は少ないような気がいたします・・・



予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会
 健康増進部 大名


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