大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
食べる力
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とあるアンケートで、老後の楽しみの第一位は食事だそうです。また、別のアンケートでは老後の後悔第一位は歯科定期検診をもっと受けとけば良かったと結局はほぼ同じ事のようです。
歯がなくなり摂食ができなとなると野生動物は衰弱死します。人の場合はオーラルフレイル(虚弱口腔)になってしまうと胃瘻や点滴で生命維持だけはやろうと思えばできますし、もし、医者にかかって入院してしまえば胃瘻や点滴が半強制的に始まります。
胃瘻や点滴を食べる力が復活するまでの経過治療と考えるならばやむを得ないでしょう。しかし、この本では、医療従事者と患者の家族の都合が優先されて、ただ死なないだけという安全の管理がやりやすいという理由で病院では胃瘻や点滴を行っている。つまり、病院が「食べる力」つまり本人の生きがいや楽しみを奪っている!と述べております。
一度オーラルフレイルになり、再度、口腔からの摂食機能を回復したい場合はリハビリは欠かせません。ただし、リハビリのためのリハビリではなく、自分の口で食べるためのリハビリを行わなければならず、これはどれだけオーラルフレイルになろうとも、食べられる物をわずかでも口から食べる実践練習こそ本当のリハビリに他ならないと述べております。
強く、同意します。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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