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虫歯の色に隠された真実

2024年5月3日 大名歯科院長
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絵本でよく見る虫歯のイメージは黒。白い歯の一部が黒いと胡麻か虫歯かと思っちゃいますね。この黒い虫歯、大変目立ちますが実は硬くて止まっているいい虫歯なんです。しみるような進行中の虫歯がある人はまず黒くしてみましょう。しみなくなっちゃいますよ。

例えば、虫歯の一部が黒く変色していても、それは虫歯が進行しているわけではなく、むしろ虫歯が硬くなっている証拠かもしれません。黒く変色している部分は、虫歯の進行を止めるためのカルシウムの堆積物であり、虫歯の進行を守る働きがあるのです。

一方で、白い虫歯は危険信号です。歯が白くなることは、虫歯の初期段階であることを示しています。これは、歯の表面が脱灰している証拠であり、穴があく前の警告サインです。白い虫歯が見つかった場合は、飲食習慣の見直しや適切な歯磨きを行うことが重要です。幸いなことに、この段階の虫歯は自力で治ることがあります。

虫歯の色には、その進行状況や歯の健康状態を知る手がかりが隠されています。黒い虫歯は、虫歯の進行が止まっている場合もあるため、定期的な歯科検診で確認することが大切です。一方で、白い虫歯は早めに対処することで、歯の健康を保つことができます。


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