大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
ガラスの歯と無音のルール――あなたの口の中で起きているかもしれない事故
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「かむ」と一言で言っても、実は意味が違います。「噛む」は食べ物をモグモグ、クチャクチャと咀嚼する動作。一方で「咬む」は、カチカチ、ギリギリと歯同士が直接ぶつかる動作を指します。実はこの「咬む」、あなたの歯にとってはとても危険なんです。
歯ぎしりの音、あのギリギリ、キリキリ…まるでイビキのように周囲には迷惑、でも何より自分の歯が一番の被害者です。日中でも無意識に歯をカチッと合わせていませんか?もし音が鳴っているとしたら、それは「ノーブレーキで壁にぶつかる車」と同じ。衝撃で歯が擦り減ったり、ヒビが入ったりしてしまいます。
歯の音にもバリエーションがあります。「ギリギリ」「キュッキュッ」「カチカチ」…どれも要注意です。なぜなら、歯はガラスのように繊細な存在だから。音が鳴るということは、もうすでにダメージが入っているサイン。高級なワイングラスを扱うときのように、スローに、ソフトに。歯と歯は優しく触れ合うだけで十分です。
ちょっと試してみてください。今、上下の歯をそっと合わせてみて、音が鳴りましたか?もしそうなら、それはすでに「小さな衝突事故」が起きている証拠。イライラやストレスが原因かもしれません。心と歯、どちらもすり減ってしまう前に、自分をいたわってあげましょう。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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