「ゼロ」表示に騙されるな!無糖・カロリー0のウラに隠された真実
「ゼロ」の表示、実は軽い“偽装”って知ってましたか?
私たちがよく目にする「0カロリー」や「無糖」といった表示。実はこれ、本当に“ゼロ”ではないことが多いのです。
例えば、食品100gあたり(飲料は100mlあたり)で次の基準値未満であれば、成分表示上は「0」と表示してよいというルールになっています。
熱量(エネルギー):5kcal未満 たんぱく質、脂質、炭水化物、糖質、糖類:各0.5g未満 飽和脂肪酸:0.1g未満 コレステロール:5mg未満 ナトリウム(食塩相当量):5mg未満
つまり、たとえば飲料100ml中に3kcal含まれていても、「5kcal未満」なので**「0kcal」と表示できてしまう**わけです。
国はこのようなルールを定めることで、食品メーカーが商品を“ヘルシーに見せやすくする”ことを後押ししているとも言えます。
中でも注意したいのが「糖類」や「糖質」。ほんの少しでも含まれていれば、舌はしっかりとそれを感じ取り、「おいしい」と脳に伝えてしまうのです。
■ 虫歯予防の観点でも要注意!
この「軽い偽装」による表示は、実は虫歯リスクにも関係しています。
たとえば、「無糖」と表示された缶コーヒーにも、0.5%未満の砂糖が含まれていることがあります。これは表示上「ゼロ」とされますが、虫歯菌にとっては**十分な“エサ”**になるのです。
「無糖だから大丈夫」と油断して、缶コーヒーをちびちび飲み続けていると、上の前歯の間や奥歯の外側が虫歯になりやすくなるという事例も実際にあります。
■ 結局、何を信じればいいの?
「ゼロ」「無糖」などの表示があっても、それを100%信用するのは危険です。
本当に“無添加・無糖”と信じてよいのは、自分で入れたお茶やコーヒーだけ。ペットボトルや缶に入った加工飲料には、見えない糖やカロリーが隠れているかもしれません。
▼まとめ
「ゼロ表示」でも少量の成分は含まれている可能性あり 特に「糖」は味覚や健康に影響大 虫歯リスクを高める可能性も 加工飲料より、手作り飲料が安心
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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