大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
“あまり”では虫歯は防げない!? たった一粒のおやつが歯をダメにする
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虫歯のある人に「間食していませんか?」と聞くと、たいていこう返ってきます。
「“あまり”食べていませんよ!」と。
でも、それでは不十分です。
そこで私は、質問の仕方を変えることにしました。
「“一切”“全く”食べていませんか?」と。
少し厳しい聞き方かもしれません。でも、虫歯を本気で予防したいなら、この質問がとても大切なのです。
たとえば、ある30代の女性のケース。
「昼食後に少しだけチョコレートをつまむ程度です」と言っていた彼女。虫歯のリスクが高く、実際に奥歯に大きな虫歯が見つかりました。原因は「少しのつもり」が毎日続いていたことでした。
虫歯予防の最大の第一歩は、三度の食事以外に
“本当に何も食べないこと”です。
「“あまり”食べていない」では、虫歯は防げません。
「“全く”食べていない」が、虫歯予防の基本なのです。
一粒のアメ、一口のパン、料理中の味見、一杯の甘いカフェラテ…。
これらすべてが「間食」としてカウントされます。
とはいえ、どうしてもおやつを食べたい方には、こんな提案があります。
「食後すぐにまとめて食べてください!」
食事の延長として摂れば、口の中がダラダラ酸性になる時間を短くでき、虫歯リスクはぐんと減ります。
これはシンプルですが、実行するのは案外むずかしいこと。
でも、「間食ゼロ生活」が習慣化すれば、虫歯とはほぼ無縁の生活が手に入ります。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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