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虫歯ゼロでも油断禁物!詰め物がポロッと取れる“意外な犯人”とは?

2025年10月6日 大名歯科院長
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「詰め物が取れたけど、虫歯はないんです」と来院される方が、最近とても増えています。

実はこれ、虫歯ではなく“衝撃”が原因のことが多いのです。

詰め物は、歯と「セメント(接着材)」でしっかり固定されていますが、このセメントも歯と同じく、強い力には弱い繊細な素材です。たとえば、ガムをいつも同じ場所で噛んでいたり、食いしばり・歯ぎしりを日常的にしていると、見えないところで少しずつダメージが蓄積します。

そしてある日、「カリッ」と噛んだ瞬間にポロッと取れてしまうのです。

ある患者さんは、「おせんべいを噛んだだけで取れた」と驚かれていました。けれど、よく見ると歯そのものは健康そのもの。詰め物を支えていた“セメントの劣化”が原因でした。

歯も詰め物も「やさしく扱う」ことが大切です。

固いものをガリッと噛むより、“徐行咀嚼”=ゆっくり味わう咀嚼が最良の予防法。

今日の食事から「ゆっくり、やさしく」を心がけてみましょう。詰め物も歯も長持ちしますよ。


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