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「仕上げ磨きの“落とし穴”」新人ママがやりがちなNGと、本当に虫歯を守るコツ

2025年11月20日 大名歯科院長
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仕上げ磨きの落とし穴|実は「最初の乳歯」はむし歯になりにくいって知っていましたか?

赤ちゃんに最初に生える乳歯は、実はとてもむし歯になりにくい歯です。理由はシンプルで、赤ちゃん期は唾液があふれるほど多く出ているため、口の中が常に守られているからです。

ところが、この「むし歯になりにくい時期」なのに、一生懸命ゴシゴシ磨いてしまい、子どもが痛がって仕上げ磨き嫌いになってしまうケースが後を絶ちません。

そして、むし歯の本当の要注意ポイントは、次に生えてくる“上の前歯”です。ここが一番むし歯になりやすく、ママのサポートが特に必要な場所です。


ママ必見!仕上げ磨きより大切なのは「仕上げフロス」

「毎日仕上げ磨きを頑張っているのに虫歯ができてしまった…」そんなショックな経験をしたママも多いはず。実は、むし歯予防において歯ブラシより重要なのはフロスです。

乳歯のむし歯の多くは歯と歯の間から進行します。いくらブラシで磨いても、この部分には届きません。

その日の夜にやるべきことは、丁寧な仕上げ磨きではなく「仕上げフロス」たった1つで十分。
これだけで、むし歯のリスクは大幅に下がります。


仕上げ磨きがつらいママへ|目的は“磨くこと”ではありません

まず知っていただきたいのは、仕上げ磨きだけで虫歯は防げないという事実です。

そのうえで大切にしてほしいのが、次の2つです。

  • 表情をやわらかく、肩の力を抜くこと
  • 目的は磨くより「チェック」と「コミュニケーション」

完璧に磨こうとすると、どうしても力が入り、子どもが痛がって「イヤイヤ」に…。
しかし、軽く・適当に・痛くないようにを心がけることで、子どもは不思議と「してして」と頼んでくれるようになります。

仕上げ磨きは“親子の安心時間”。むし歯を守るのはフロス、習慣を育てるのは笑顔です。


まとめ|乳歯のむし歯予防は「生えた順」を知ることから

  • 最初の乳歯は唾液が多くむし歯になりにくい
  • 本当に注意すべきは上の前歯
  • 仕上げ磨きより仕上げフロスがむし歯予防の決め手
  • 仕上げ磨きの目的は「磨く」ではなくチェックとコミュニケーション

毎日の育児は大変ですが、少しの知識とコツでむし歯ゼロの未来は確実に近づきます。三原市で子どものお口の悩みがある方は、大名歯科へいつでもご相談ください。


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