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「除菌」は意味がない?滅菌・消毒との決定的な違いとは

2026年2月2日 大名歯科院長
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「除菌グッズ」のCMを見ない日はありませんが、実は言葉の定義を正しく理解している方は意外と少ないものです。

「とりあえず除菌しておけば安心」と思っていませんか? 歯科治療のように命や健康に直結する現場では、実は「除菌」だけでは不十分なのです。

今回は、似ているようで全く違う4つの言葉の差を、わかりやすく解説します。


1. 滅菌(めっきん):最強の衛生管理

「すべての菌を死滅させること」です。 有害な菌だけでなく、あらゆる微生物を完全にゼロにします。

歯科医院で使う治療器具(タービンやミラーなど)は、この「滅菌」が絶対条件。当院でも最もこだわっている最高レベルの清潔な状態です。

2. 消毒(しょうどく):害をなくす

「菌の毒性をなくし、感染症を防ぐレベルまで減らすこと」です。 すべての菌を殺すわけではありませんが、人間に害を及ぼさない状態まで無害化します。手指のアルコール消毒などがこれに当たります。

3. 抗菌(こうきん):増やさない

「菌の増殖を抑制すること」です。 今いる菌を殺すのではなく、あくまで「これ以上増やさない」ための環境づくりを指します。抗菌加工の歯ブラシなどは、菌が住み着きにくい状態を維持するためのものです。

4. 除菌(じょきん):実は「移動」させているだけ?

CMでよく聞く言葉ですが、実は定義が非常にあいまいで、「菌をその場から取り除く(減らす)」ことしか意味しません。

極端な話をすれば、水で洗い流して菌を別の場所へ移動させるだけでも「除菌」と言えてしまいます。つまり、「散菌(菌を散らしているだけ)」に近い状態であることも少なくありません。


まとめ:なぜ歯科医院は「滅菌」にこだわるのか

お口の中には数千億個もの細菌が存在します。治療中に他の患者様の菌やウイルスが混入することは絶対にあってはなりません。

「除菌」レベルの対策では、目に見えないリスクを完全に取り除くことはできないのです。だからこそ、大名歯科では「滅菌」を徹底し、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。

身の回りの衛生管理も、この「言葉の差」を知ることで、より効果的な対策ができるようになりますよ。

大名歯科からのお知らせ
当院では、世界基準の滅菌システムを導入しています。患者様ごとに器具を交換・滅菌し、常にクリーンな環境での診療をお約束します。


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