大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

奥歯の役割

2008年5月7日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です

臼歯(きゅうし)は、2種類の歯の総称。
日本語以外の多くの言語では互いに無関係な語で呼び分けており、共通点は必ずしも多くない。


小臼歯(しょうきゅうし)とは、哺乳類において犬歯と大臼歯の間にある歯。

人間では二対(八本)の歯を持ち、それぞれ近心側から第一小臼歯、第二小臼歯という。

それらは通常、二つの咬頭を持ち、頬側の咬頭が大きい。
これは特に下顎第一小臼歯で顕著である。
下顎第二小臼歯は時には舌側に二咬頭を持つこともある。


定義上、小臼歯は犬歯の後ろで、乳臼歯の脱落した部位に萌出する永久歯である。

初期の哺乳類では四対(十六本)の小臼歯があったが、新世界サル類人猿、人間では近心側の二本が失われたと言われている。
このため、古生物学者は人間の小臼歯をPm3とPm4と呼ぶ。

大臼歯(だいきゅうし)は、ほとんどの哺乳類において歯列の一番後方(小臼歯の遠心側)にある歯で、通常、食物を噛み潰し、挽く用途で使われるので、「臼」の歯という意味で大臼歯と名づけられた。

人間では、通常三対(十二本)の大臼歯を持つが、一番後ろの第三大臼歯(親知らず、智歯)は、現代人では最初から存在しない人も多く、存在しても、現代人の顎では、萌出(ほうしゅつ、生え出す)するスペースがないために、水平埋伏になるなど、正常な萌出を行わないことも珍しくない。

この場合、放置すると智歯周囲炎が発生したり、第二大臼歯にまで悪影響が出るため、抜歯等を行う。また、第二大臼歯すら存在しない人も増えている。

また、逆に過剰歯として、第四大臼歯が第三大臼歯の後方に萌出する事もまれにある。

Wikipediaより引用


小臼歯と大臼歯を併せて奥歯とよく言われますが、奥歯の役割として食物をしっかり噛むことことは誰でも知っていることでしょう。
奥歯それ以外にとても大切な役割があります。

ずばり、力を出すことです。
奥歯がなければくいしばれないし、踏ん張って十分な力を出すことは困難でしょう。

奥歯がないとくいしばった時、咬む筋肉の力が顎関節と前歯に強くかかりすぎます。
顎関節に負担がかかりすぎると、顎がカクカク鳴ったり、動かすと痛くて口を開けにくくなる顎関節症になります。

前歯に負担がかかりすぎると、前歯が割れたり揺れたり、出っ歯になったり、被せが取れやすくなったりします。

前回お話した
右の奥歯が無くなっても、左の奥歯があるから、まあまあ噛めるし・・・。
左右両方の奥歯が無くなったとしても、前歯でなんとか噛んで我慢するし・・・。

奥歯が無くなっても、必ずしも歯医者に行くとは限りませんが、前歯が無くなれば飛んでいく人がほとんどでしょう。

さらに、このような患者さまは、噛めない奥歯は後でいいからとりあえず前歯だけ治して欲しいと訴えられます。

このような、奥歯に問題がある場合は、前歯だけの治療では、うまくいくことはまずないでしょう。

前歯や顎関節の病気で原因が奥歯の欠損や咬み合わせバランスの不具合によるものであれば、まず奥歯の治療が最優先です。

この咬み合わせ治療方法で前回もお話した、大名歯科では仮歯(プラスティックですぐ作る白い仮の歯)をほぼ全員の患者さまにお作りしております。

仮歯や仮入れ歯を作ることによって、前歯の病気や顎関節症がすぐ治ることも珍しくありません。

前歯のトラブル、顎関節が調子悪いなど、一見、奥歯が直接関係していないように思われますが、十分な時間をかけた診査(検査)と問診により原因をきちんと究明し、治療しないと、前歯や顎関節のトラブルは再発しやすく治りにくです。

歯医者に行ったら、トラブルの歯だけでなく、お口全体を診てもらい、トラブルの原因をしっかり調べてもらい、しっかり説明してもらいましょう。

予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会
 健康増進部 大名


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