大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

歯科症状と歯ぎしりの深い関わり 1.2

2008年5月27日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島インプラント研究会(広島県三原市歯科医院)の歯医者です

睡眠と歯科の深い関わり
睡眠中の歯ぎしり「ブラキシズム」に注意


病的なブラキシズムは全身に関わる問題

ブラキシズムの研究を長年にわたり行っている小林義典日本歯科大学教授は、「病的なブラキシズムは、睡眠障害や情動ストレス、自律神経系の問題も起こす、全身疾患として注意しなければなりません」と語っています。

病的な歯ぎしりや噛みしめの力は、ガムを強く噛んだときの数倍から十数倍にも達します。

病的なレベルの歯ぎしりが続くと、歯がすり減ったり、義歯や冠が壊れたりするだけでなく、咬筋の肥大による容貌の変化や強烈な肩こり、耳の障害、顔面頭部の痛みなどを起こす。

またブラキシズムは、顎関節症、情動ストレス、睡眠障害、特に睡眠時無呼吸症候群なども起こすのです。

特にブラキシズムは眠りを浅くし、レム睡眠を阻害する睡眠障害を起こすことにも注意しなくてはなりません。

また、病的レベルの歯ぎしりの約80%が、睡眠時無呼吸に密接に関連していることが確認。

さらにこの約70%が危険な中枢型の睡眠時無呼吸であることが分かっている。

病的なブラキシズムが及ぼす影響として

歯がすり減り、歯痛が起こる

歯肉が退縮するなど歯周組織が損傷する

義歯や冠が破損するまたは脱離

唇・舌・口腔内の粘膜に歯の跡がつき変形する

歯槽骨の外骨症(膨隆)が発症する

咬筋が肥大し、容貌が変化する

顎がこわばったり、疲労感、不快感がある

強度な肩こりが起こる

顎関節症が起こる

耳鳴りや耳痛が起こる

顔面・頭・頸部に疼痛が起こる

情動ストレスを起こす

睡眠障害を起こし、睡眠時無呼吸を発現しやすくなる

いかがですか、いくつかあてはまりませんか?

次回お話いたしますが、ブラキシズムが原因のこれらの症状を治すためには、まず自覚です。



予防HA(広島アドバンス)インプラント研究会
 健康増進部 大名


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