大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

乳幼児の歯が危ない?!

2009年7月23日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です。

「赤ちゃん用」と謳った市販飲料や、乳幼児の好みそうな清涼飲料が数多くあります。たまに飲ませるのは構いませんが、ここにも酸蝕症のリスクは潜んでいます。

与え方に注意して、乳幼児の生えたての きれいな歯を守ってあげましょう。

 

汗をかきやすい乳幼児にとって水分補給はとても大切です。

乳幼児向けの飲み物として、麦茶、果汁飲料、イオン飲料などがスーパーや薬局などで市販されています。


そこで問題なのがこうした飲み物の
pH値」です。

pH5.5以下のものは歯の表面を覆うエナメル質を溶かします。つまりこのpH値が低いものほど歯を溶かす飲み物だということです。

 

乳幼児の歯は大変柔らかく、酸の影響を受けやすいため、きれいな乳歯を守るには酸性の強い飲み物を習慣的に飲ませないこと、そしてもし飲ませる際にはダラダラ飲みさせないなどの注意が必要です。

特にお昼寝や就寝前に哺乳瓶やマグで与えるのは控えましょう。

 

市販されている清涼飲料水のpH一覧です。
 

pH7         :ミネラルウォーター

pH6.8  :牛乳

pH6.6  :ベビー麦茶

pH5.5  エナメル質が溶け始めるライン。これより下はリスク大

pH5           :トマトジュース

pH4以下 :カルピスウォーター・果汁飲料(アップル、グレープフルーツジュース等)

                      ポカリスエット、イオン飲料、野菜生活

pH3以下   :コーラ

 

こうしてみると清涼飲料水はおしなべてpHが低いことがわかります。その理由のひとつとしてペットボトルの普及があるそうです。


ペットボトルは、少量ずつ飲むという特性があるため、常に雑菌が入りやすい状態です。ですから、雑菌の繁殖を抑えるため酸性に調整してあるのだそうです。


みなさん、飲料水を選ぶ際にはこうした事実も理解したうえで、飲み方には気をつけるようにしましょう。

(NICO:クインテッセンス出版より一部抜粋)

広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名

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大名歯科院長
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大名 幸一 Koichi Omyo

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