なぜ「食育」が必要か?
みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です
みなさんは、「自分の味覚」に自信がありますか?
戦後の日本人のコンプレックスは西洋人との体格的な見劣りを克服するところから出発しました。アメリカの西洋の文化に漠然とした憧れをもち、それがチョコレートや、コーラ、ハンバーグなどの食文化へのあこがれにつながりました。ご飯からパンへ、乳製品や肉食への憧れです。
憧れると美味しく感じるから不思議です。「美味しさ」ほどいい加減なものはありません。
現代に氾濫している体に良いという情報は、偏っていることが多いです。「もっと買わせよう」「もっと食べさせよう」という意図が見え隠れするからです。私たちの生活は、その思惑のなかに組み込まれています。今一度「美味しい」という自分の味覚を鍛えなおさなくてはいけない時代なのでしょう。
時代を代表するシェフは「嗜好はファッション」と断言します。味の好みは時代を映しだします。経済の歩みと深く関わり、周期があり、まさにブームそのものです。いくら仕掛けてもブームにならないものはいくらでもあり、時代のニーズを読むことが必要と言われます。言葉を替えれば「味覚は社会的に規定される」と言えそうです。
本来「食」は生存のための機能であり、「味覚」はそのための判断基準でしたが、いつしか快適さの基準となりました。それで「脳」で食べるという表現まで出てきたのです。「脳の判断」は自分でしているのではなく、情報に踊らされているのです。
今日、文明が発達したおかげで長寿な社会になったことは事実です。その長寿の質を良くするためには、今、食を見つめなおす必要があります。本来備わっている「自身の味覚の復活で」です。
そのための感覚を育てることが食育なのです。
(“食育”は歯科医療を変える:クインテッセンス出版より一部抜粋)
広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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