大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

歯を失うと老化が進む

2009年10月3日 大名歯科院長
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みなさま、こんにちは
広島県三原市予防インプラント歯科の歯医者です

よく、「歯が無くなると一気に老ける」と言いますが、それは何も見た目に限ったことではありません。歯が無くなると、実際に脳や全身の老化の進行が早まるのです。

 

歯が無くなると、噛み合わせのバランスが崩れ、噛む力が弱くなります。噛む筋肉は首から背中にわたって12種類もあります。筋肉は連携して動くことで強く働いており、しっかり噛むと、大腿やふくらはぎの筋肉も活性化されることが確認されています。


これとは逆に、噛む力が弱くなると全身の筋力も低下し、老化を加速させることも明らかになってきています。

 

また歯が無くなると、噛む力が弱くなることで脳への刺激が少なくなります。刺激が少なくなれば脳細胞の数も減少し、脳の老化は加速します。

そのため歯の喪失は、認知症の危険因子としても認識されています。


このように脳と全身のアンチエイジングには若いうちから十分な咀嚼機能口腔機能を保つことがとても大事だということがわかりますね。

 

では、歯が無くなった場合は、放っておかずに治療をする必要があるわけですが・・。その治療の方法によっても口腔機能には違いが出てきます。


無くなった歯を補うのに「入れ歯」は有効な手段です。入れ歯を装着した場合、咬合力は歯がない時の1.24になります。しかしこれは本来の咬合力(天然歯の咬合力)のおよそ半分に過ぎません。

これに対して「インプラント」の場合、咬合力は歯がない時の1.89になります。

つまり、咬合力に関して言えば入れ歯よりもインプラント補綴のほうが有効です。

 

もちろん治療は個別性があります。かかりつけの歯医者さんと相談しながら、ご自身にとって一番よい口腔状態を長く保てるようにして、脳と全身の健康も維持していきましょう。

広島インプラント情報室(広島県三原市) 予防歯科 大名


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