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虫歯治療の真実:歯医者は虫歯を治せない?

2024年3月21日 大名歯科院長
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学校検診などで虫歯が見つかると、多くの人々が不安になります。歯医者に早く行って治さないと、虫歯が大きくなるのではと心配する人もいれば、痛くないし忙しいので放置する人もいます。しかし、虫歯治療には実は一定の誤解があります。歯医者は虫歯を完全に治すことはできないと言われていますが、その理由は一体何なのでしょうか。

虫歯治療は外科形成治療であり、虫歯が見つかった場合、歯医者はそれを削り取って何か歯以外の物に置き換えます。つまり、虫歯を直接治すのではなく、損傷した部分を除去し、詰め物や被せ物を行うことで歯を守るのです。これは、ひざが悪くなったらひざの回復をはかるのではなく、切り落としてなんとなく義足を作るといったところまでしかできないという比喩とも言えます。

虫歯で歯医者に行くと、何かを詰めることで穴を浅くし、食べカスを溜まりにくくして再発リスクをわずかに減らしてくれます。しかし、その効果はごくわずかであり、災害と違って急いで治療する必要はありません。ですから、まずは落ち着いて行動しましょう。

もちろん、虫歯を放置することは良くありません。早めの治療が重要であり、虫歯が進行すると神経まで達してしまい、根管治療や抜歯といったより深刻な治療が必要になります。そのため、虫歯が見つかったら焦らずに歯医者に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

結局のところ、歯医者は虫歯を完全に治すことはできませんが、適切な処置を行うことで歯を守り、再発を防ぐことができます。ですから、虫歯が見つかったら恐れずに歯医者に相談しましょう。自分の歯を大切にすることが、将来の健康を守る第一歩です。


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