大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
「口呼吸」は顔を歪める!?虫歯・感染症・成長にも悪影響!
この記事をFacebookでシェアする


この記事をFacebookでシェアする


最近、口呼吸の影響で唇が荒れている幼児や小学生が増えています。特に乾燥する冬は、リップクリームが手放せないほどひどくなることも。しかし、リップクリームは一時しのぎ。ずっと塗り続けていい薬なんてありません。
口呼吸がもたらす悪影響は、唇の乾燥だけではありません。
・ 虫歯・歯周病のリスク増加 … 唾液には抗菌作用や酸を中和する力がありますが、口呼吸で唾液が蒸発すると、その効果が激減します。
・ 感染症にかかりやすくなる … 鼻は空気を浄化するフィルターの役割を果たしますが、口呼吸ではウイルスや細菌がダイレクトに喉へ侵入し、風邪やインフルエンザのリスクが上がります。
・ 顔や歯並びに影響 … 成長期に口呼吸が続くと、顎の発育が悪くなり、歯並びが乱れたり、顔つきが変わったりすることも。
特に 就寝中の口呼吸は危険 です。唾液の分泌が激減するため、口内環境が最悪の状態に。対策として、鼻づまりがある人はまず耳鼻科やアレルギー科で治療を。両鼻が完全に詰まることはまれなので、基本的には 自力で改善可能 です。
【自力でできる口呼吸対策】
✅ マスクをつけて寝る(湿度を保ちやすい)
✅ 細いサージカルテープを縦に一本、唇に貼る(自然に口を閉じられる)
「たかが口呼吸」と甘く見ていると、歯も健康も見た目も悪化する可能性が…。今日から意識して、鼻呼吸を習慣づけましょう!
Author Profile

- 大名 幸一 Koichi Omyo
Latest entries
歯科2025.04.30キスリップへの道は“くちテープ”から
歯科2025.04.29ガラスの歯と無音のルール――あなたの口の中で起きているかもしれない事故
歯科2025.04.28実は歯科技術も日本が先!200年前に完成していた江戸の入れ歯
歯科2025.04.27「水泳=健康」じゃない?意外な落とし穴とは
この記事をFacebookでシェアする