大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
その一口が“毒”になる!?〜食べたくないなら、食べなくていいという選択〜
この記事をFacebookでシェアする
この記事をFacebookでシェアする
最近、「食事が億劫だ」と感じるご高齢の方が増えています。食欲がないのに「完食しないとダメ」とプレッシャーを感じたり、出された料理に食べたいものがなく、手をつけられなかったり。さらには、食事時間が短く、ゆっくり味わう余裕もなく急かされてしまう……そんな状況が少なくありません。
でも、そんなときは 「食べない」という選択もアリ なんです。
実は、食欲がないというのは、身体からの大切なサイン。
「今はこれ以上、栄養やエネルギーを必要としていません」という自然な反応なのです。
たとえば——
「最近、無理に食べていたら、食後に気持ち悪くなることが多くて…思い切って“今日は食べない”と決めたら、身体が軽くなりました」
「施設で“全部食べなきゃダメだよ”と言われ続けていた母。でも主治医に“無理しなくていいですよ”と言われてから、表情が穏やかになりました」
大切なのは、「食べること」よりも「心地よく生きること」。
無理して食べることで体調を崩してしまっては、本末転倒です。
今の自分の身体に必要ないと感じるものなら、あえて食べないというのも立派なセルフケアです。
「もう、無理しなくて大丈夫です」
あなた自身の感覚を、もっと信じてあげてください。
Author Profile

- 大名 幸一 Koichi Omyo
Latest entries
歯科2025.04.30キスリップへの道は“くちテープ”から
歯科2025.04.29ガラスの歯と無音のルール――あなたの口の中で起きているかもしれない事故
歯科2025.04.28実は歯科技術も日本が先!200年前に完成していた江戸の入れ歯
歯科2025.04.27「水泳=健康」じゃない?意外な落とし穴とは
この記事をFacebookでシェアする