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「噛みしめないぞ」が逆効果!?顎や歯に優しい正しい対処法とは?

2025年5月31日 大名歯科院長
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噛みしめ予防の落とし穴にご注意を

最近、「歯を噛みしめるクセが体に悪い」という認識が少しずつ広まりつつあります。実際に、無意識のうちに歯を強く噛みしめている人は意外と多く、それが原因で歯や顎の関節に負担がかかり、痛みが生じることもあります。まるで、関節を捻挫したような痛みを感じるケースも少なくありません。

たとえば、「朝起きると顎がだるくて痛い」「夕方になると奥歯がズーンと重くなる」といった症状に心当たりはありませんか? それらは、日常のストレスや無意識のクセからくる“噛みしめ”が原因かもしれません。

「噛みしめないように気をつけよう!」と意識することは大切ですが、実はここに落とし穴があります。

“噛みしめないぞ!”と強く意識しすぎると、逆に体が緊張し、かえって噛みしめが強くなってしまうことがあるのです。

これは、「寝よう寝よう」と思うほど眠れなくなるのと似ています。無理にコントロールしようとすることで、かえって無意識の動作が強調されてしまうのです。

そのため、噛みしめを防ぐには「力を抜く」「リラックスを意識する」ことの方が効果的です。

たとえば、「唇は閉じて、歯と歯は離す」が理想のポジション。ふとしたときに口の中の状態をチェックしてみて、「あ、今くっついてたな」と気づけるだけでも十分です。

無理にやめようとせず、自然に改善していく方法を選びましょう。


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