寒くなると顎が痛む人へ。噛みしめをやめたら“顎関節症”は治ります
寒くなると増える「顎や歯の痛み」…それ、噛みしめが原因かもしれません
「たまに顎が痛む」
「歯が浮くように痛い」
この症状、実は寒くなる季節に増えがちです。
しかし原因は、寒さそのものというよりも“噛みしめ”であることがとても多いのです。
寒い時期は体を動かす量が減り、無意識のうちに
- 肩に力が入り
- 顎をギュッと固め
- 歯を長時間接触させてしまう
この状態が続くと、顎や歯、筋肉に負担が蓄積して、「原因不明の顎の痛み」として表に出てきます。
ところが、軽く体を動かして力を抜くだけで「さっきまでの痛みがスッと消えた」という方も少なくありません。
顎関節症は「太極拳の動き」でラクになる?
車の運転で、急発進・急停止をされると同乗者は不快ですよね。
実はこれ、顎や歯もまったく同じです。
たとえば、こんな動きが“顎の急発進・急停止”になります。
- いきなり強く噛む
- いきなり大きく口を開ける
- 無意識に急に力を入れる
こうした「急な初動」は、顎関節を痛めやすい大きな原因です。
理想は、太極拳のような“ゆっくり・なめらかな動き”。
演武大会の激しい動きではなく、公園などで行われているスローモーションの太極拳をイメージしてください。
年末で忙しく、気持ちが急かされる時期こそ、顎はゆったり、静かに動かすことが大切です。
関節には「慣性の法則」があります
顎関節にも、シンプルな法則があります。
動かしている関節は、動き続ける
止まっている関節は、止まり続ける(動かなくなる)
顎が痛いからといって、
- 怖くて動かさない
- 極力使わない
これは逆効果になることがあります。
※骨折など明らかな外傷がない限り、ゆっくり・大きめに動かす方が回復しやすいケースも多いです。
痛い時も、痛くない時も、スピードはゆっくりで構いません。
顎は「止めない」ことがポイントです。
舌が凸凹していませんか?それは“噛みしめサイン”かもしれません
最近増えているのが、舌の側面がデコボコしている状態です。
これは歯型(圧痕)と呼ばれ、筋肉の塊である舌が、長時間歯や顎に押し付けられた結果として現れます。
つまり、
- 顎
- 舌
- 首・肩
これらがずっと緊張しっぱなしだった可能性があります。
舌や顎が固まっていると、
- 唾液が減りやすい
- 口臭・虫歯・歯周病リスクが上がりやすい
- 老け顔の原因になることも
など、いいことは一つもありません。
太極拳のように動かすと「美舌」と「若さ」が戻る
顎と舌を、太極拳のようにゆっくり・しなやかに動かし続けると、
- 舌の圧痕が消えてきやすい
- 唾液がしっかり出やすい
- 顎関節症になりにくい
- アンチエイジングにもプラス
といった変化につながることがあります。
唾液は、実は若さと健康のバロメーターでもあります。
まとめ|顎も舌も「止めない」が正解
次のような方は、ぜひ今日から意識してみてください。
- 顎や歯がたまに痛む
- 寒くなると症状が出やすい
- 舌が凸凹している
ポイントは、たった3つ。
- 噛みしめない
- 急に動かさない
- ゆっくり動かす
顎も舌も、じっとしていて良くなることは少ないです。
太極拳のような顎の動き、ぜひ始めてみてください。
大名歯科より
顎の痛み・噛みしめ・顎関節症でお悩みの方は、三原市・大名歯科までお気軽にご相談ください。
「歯だけ」ではなく、生活習慣や緊張の癖も含めて、総合的に確認していきます。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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