その健康本、信じて大丈夫?歯科医が見抜いた“嘘の迷信”2選に注意!



📘 この本、信じてはいけない!? 歯科医が警鐘を鳴らす“迷信200選”の落とし穴
「迷信を200個紹介する」という本。面白そうだと手に取ったのですが…なんと、歯科に関する記述が2つとも、驚くほどいい加減な内容でした。
❌ 迷信①「チョコレートは虫歯になりにくい食べ物」
一見、耳障りの良い言葉ですが、これは大きな誤解を招きます。正しくは、「カカオ100%のチョコレートであれば、糖分が含まれないため虫歯になりにくい」ということ。一般的な市販のチョコレートは砂糖をたっぷり含んでおり、当然ながら虫歯のリスクは高くなります。
これは、いわゆる「足し算の栄養学」が生む誤解。御用聞きのような栄養士や一部メーカーが、「○○さえ摂れば健康」と断言するのは危険です。
❌ 迷信②「よく使う歯ほど寿命が短くなる」
これもまた、誤解を生む表現です。食事など“意識下”で使う分には、よく噛むことはむしろ歯の健康にとってプラス。正しい咀嚼は唾液の分泌を促し、歯周病予防にもつながります。
ただし注意したいのは、睡眠中など“無意識下”で起こる歯ぎしりや食いしばり。これは自分の体重以上の力がかかることもあり、歯に大きなダメージを与えます。ここを混同すると、間違った自己判断につながりかねません。
📚 専門外も怪しい…?
このように、たった2つの歯科トピックでこれだけの誤情報があると、残りの198の迷信も信じてよいのか不安になります。健康や医療について書かれた本でも、必ずしも正しいとは限らない。そんな現実を痛感しました。
🦷 本当に信じるべき情報は?
気になる健康情報を目にしたときは、必ず複数の信頼できる情報源をチェックしましょう。特に、医療・歯科など専門性の高い分野では、実績のある専門家による監修があるかどうかも大切な判断基準になります。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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