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「この歯、何年もつ?」と聞く前に知ってほしい大切なこと

2025年6月28日 大名歯科院長
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■「この歯、何年もちますか?」と聞きたくなる気持ちはよくわかります

歯の寿命が気になるのは、誰でも当然のことです。 「この被せ物、あと何年もちますか?」と聞かれることも多いです。 でも、実はこの質問には正確に答えるのがとても難しいのです。 医師の「余命宣告」ですら、よく外れるのをご存じでしょうか? 明日、不慮の事故で歯や命を失う可能性もあります。 歯も人生も「絶対」はありません。

✅ だからこそ大切なのは――

完璧を求めすぎず、「ほどほど」を心がけること。 一病息災(軽い病がある方がかえって長生き)という考え方もあります。 長持ちの秘訣は、予防と日々のメンテナンスにあります。

■「しっかりくっつけてくれ!」と言いたくなる詰め物・被せ物の話

詰め物や被せ物が外れると、患者さんも歯科医も落ち込みます。 「取れた=失敗」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。 外れる原因の多くは、“噛む力のかけすぎ”=負担のかけすぎです。

✅ 実はこんなリスクも

もし、外れなかったら? 次に弱い部分=歯根が先に折れていたかもしれません。 つまり、詰め物が取れたのは「歯を守るための脱出」だった可能性も。

✅ 歯を守るためのヒント

無理せず、ゆっくり使うこと。 固い物をガリガリ噛まない。 被せ物は“永久装備”ではなく“消耗品”と考えましょう。


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