“よく噛む”の落とし穴!正しい咀嚼を知らないと歯と顎が危ない
「よく噛むことは体に悪い⁉︎」──正しい噛み方を知らないと危険です
「よく噛むことは体に良い」と昔から言われています。たしかに、ゆっくり噛むことは脳の活性化や満腹中枢の刺激に役立ち、ダイエットにも良い影響を与えます。しかし、実は「噛み方を間違えると歯や顎を痛める」ことがあるのをご存じでしょうか?
近年、三原市でも「健康のためにガムをよく噛んでいる」という方が増えていますが、過剰なガム咀嚼や力強い噛み方は、顎関節症や歯の摩耗の原因になることがあります。正しい噛み方を知らずに「よく噛む」を実践するのは、まるでブレーキのない車を運転するようなものです。
「しっかり噛む」のカン違い
噛む力は「スピード × パワー × 回数」で構成されています。多くの人は「しっかり噛む」という言葉を、スピードや力を強めることだと誤解しています。これが顎の疲労や歯の破損事故につながるのです。
安全で健康的な「噛み方」とは、回数を増やすこと。つまり、速く・強くではなく、「ゆっくり・多く」噛むことが大切です。これにより唾液がしっかり分泌され、次のような効果が得られます。
- 食べすぎ防止によるダイエット効果
- 唾液中の酵素による食中毒予防効果
- 口臭予防・虫歯予防・歯周病予防
つまり、「よく噛む=強く噛む」ではなく、「よく噛む=ゆっくり噛む、数多く噛む」ことが真の健康法なのです。
「歯のトレーニング」は不要です
最近では筋肉を鍛える“筋トレ”が流行していますが、「歯トレ」は必要ありません。なぜなら、歯は使えば使うほど摩耗し、すり減っていく性質があるからです。
歯は陶器のように、必要な時だけ丁寧に使うことが最も長持ちします。例えば、硬いガムを長時間噛んだり、ストレス発散で歯をくいしばるのはNG。歯や顎関節に過剰な負担をかけるだけです。
三原市 大名歯科では、患者様一人ひとりに合わせた「安全な噛み方」や「咀嚼のトレーニング法」をお伝えしています。もし、顎が疲れる・歯がしみる・音が鳴るなどの症状がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:噛むことは“量より質”が大切
「よく噛む」こと自体は健康に良い習慣ですが、やり方を間違えると逆効果です。速く、強くではなく、ゆっくり、数多く噛む──これが歯にも体にもやさしい「安全運転の咀嚼」です。
大名歯科では、正しい噛み方や歯の使い方、歯を守る生活習慣などをわかりやすく指導しています。
「噛む健康法」を正しく身につけて、歯を長く、大切に使っていきましょう。
📍大名歯科(広島県三原市)
三原駅から徒歩圏内、地域密着の歯科医院。
虫歯・歯周病予防から噛み合わせ指導まで、あなたの口の健康をトータルサポートします。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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