大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
乳歯が残ったまま永久歯!? “二枚歯”が招く危険と正しい対処法
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乳歯が残ったまま永久歯が生えてきたら?正しい対処が“歯ならびの未来”を守ります
子どものお口に多いトラブルのひとつに、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる「二枚歯」があります。これは見た目が気になるだけでなく、歯ならび・かみ合わせ・将来の矯正費用にまで影響する、大切なサインです。
大名歯科にも三原市内から多く相談が寄せられるテーマですので、保護者の方に向けてわかりやすくまとめました。
乳歯と永久歯は“共存”できません
乳歯は本来、永久歯が正しい位置に生えるための“道しるべ”です。しかし、次のようなケースがよくあります。
乳歯が残ったまま、その裏側から永久歯がニョキッ
この場合、乳歯が永久歯の通り道をふさいでいる状態です。放置すると、次のような問題が起こりやすくなります。
- 永久歯が曲がって生える
- 歯並びがガタガタになる
- 食べ物が詰まりやすくなる
- かみ合わせのトラブルにつながる
永久歯のためにも、乳歯には「ありがとう」と言って卒業してもらうのがベストです。
自力で抜けそう?それとも歯医者で抜くべき?
乳歯がグラグラで痛みも少なければ、自然に抜けるのを待っても大丈夫なこともあります。
しかし、次のような場合は歯医者での処置が安全です。
- 乳歯がほとんど揺れていない
- 食事のたびに痛がる
- 子どもが怖がって触れない
- 永久歯がどんどん外側・内側に傾いてきている
大名歯科では“最小の痛みで最短の処置”を心がけていますので、お子さまの様子が気になるときは、お気軽にご相談ください。
“二枚目”はカッコいいけど “二枚歯”はカッコ悪い?
子どもでも「歯が二枚になった!」と面白がることがありますが、二枚歯は放置すると後々大変です。
二枚歯を放置するとどうなる?
- 永久歯が本来の位置に戻れない
- 将来の矯正費が高くなりやすい
- 歯磨きしにくく虫歯リスクが上がる
- 噛みしめ癖や顎の発育にも影響するおそれがある
「可愛いからそのまま」はNGです。二枚歯は早めに対応するほど、歯並びが自然に整いやすいのが最大のポイントです。
大名歯科から保護者の皆さまへ
三原市では二枚歯の相談が年々増えています。最近の子どもは顎が小さく、永久歯のスペースが不足しやすい傾向があるためです。
早めのチェックが未来の歯並びを守ります。
気になる乳歯・揺れない乳歯・永久歯の生える位置など、少しでも不安があれば、お子さまの年齢にかかわらず、いつでも大名歯科にご相談ください。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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