大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

乳歯が残ったまま永久歯!? “二枚歯”が招く危険と正しい対処法

2025年11月13日 大名歯科院長
この記事をFacebookでシェアする

乳歯が残ったまま永久歯が生えてきたら?正しい対処が“歯ならびの未来”を守ります

子どものお口に多いトラブルのひとつに、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる「二枚歯」があります。これは見た目が気になるだけでなく、歯ならび・かみ合わせ・将来の矯正費用にまで影響する、大切なサインです。

大名歯科にも三原市内から多く相談が寄せられるテーマですので、保護者の方に向けてわかりやすくまとめました。


乳歯と永久歯は“共存”できません

乳歯は本来、永久歯が正しい位置に生えるための“道しるべ”です。しかし、次のようなケースがよくあります。

乳歯が残ったまま、その裏側から永久歯がニョキッ

この場合、乳歯が永久歯の通り道をふさいでいる状態です。放置すると、次のような問題が起こりやすくなります。

  • 永久歯が曲がって生える
  • 歯並びがガタガタになる
  • 食べ物が詰まりやすくなる
  • かみ合わせのトラブルにつながる

永久歯のためにも、乳歯には「ありがとう」と言って卒業してもらうのがベストです。


自力で抜けそう?それとも歯医者で抜くべき?

乳歯がグラグラで痛みも少なければ、自然に抜けるのを待っても大丈夫なこともあります。

しかし、次のような場合は歯医者での処置が安全です。

  • 乳歯がほとんど揺れていない
  • 食事のたびに痛がる
  • 子どもが怖がって触れない
  • 永久歯がどんどん外側・内側に傾いてきている

大名歯科では“最小の痛みで最短の処置”を心がけていますので、お子さまの様子が気になるときは、お気軽にご相談ください。


“二枚目”はカッコいいけど “二枚歯”はカッコ悪い?

子どもでも「歯が二枚になった!」と面白がることがありますが、二枚歯は放置すると後々大変です。

二枚歯を放置するとどうなる?

  • 永久歯が本来の位置に戻れない
  • 将来の矯正費が高くなりやすい
  • 歯磨きしにくく虫歯リスクが上がる
  • 噛みしめ癖や顎の発育にも影響するおそれがある

「可愛いからそのまま」はNGです。二枚歯は早めに対応するほど、歯並びが自然に整いやすいのが最大のポイントです。


大名歯科から保護者の皆さまへ

三原市では二枚歯の相談が年々増えています。最近の子どもは顎が小さく、永久歯のスペースが不足しやすい傾向があるためです。

早めのチェックが未来の歯並びを守ります。
気になる乳歯・揺れない乳歯・永久歯の生える位置など、少しでも不安があれば、お子さまの年齢にかかわらず、いつでも大名歯科にご相談ください。


この記事をFacebookでシェアする

Copyright(C) 2013 OHMYO Dental Office All Rights Reserved.