虫歯は勝手に進まない|削るほど再発する歯科医療の闇
【歯医者が本音で暴露】虫歯は削るな?“放置=悪”という大ウソ
「虫歯は放置するとどんどん進む」――だから見つかったらすぐ削って治療。多くの方が、そう信じています。
でも、いきなり結論から言います。
虫歯は、放っておいても勝手には進みません。進むか止まるかは、“放っとき方”で決まります。
目次
- 虫歯は「勝手に」進まない
- 「治療した歯はまた虫歯」…本当の理由
- 止められる虫歯は削らなくていい
- 「もう虫歯にならない治療法」は存在しない
- 大名歯科が大切にしている考え方
- まとめ:虫歯は“治す”より“止める”
虫歯は「勝手に」進まない
虫歯が見つかると、患者さんも歯医者もなぜか焦ってしまいます。「早く治さないと大変になる!」と。
しかし虫歯は、時間が経てば必ず悪化する病気ではありません。進行するかどうかは、生活の中の条件(飲食の回数・だらだら食べ・甘い飲み物など)で変わります。
例えるなら、がんにも「すぐ手術すべきもの」と「経過観察が適切なもの」があるのと似ています。虫歯も同じで、すべてを即治療にする必要はありません。
「治療した歯はまた虫歯」…本当の理由
よく聞く言葉があります。
「一度治療した歯は、また虫歯になりやすい」
「詰め物と歯の境目に隙間ができるから」「材料が劣化するから」――そう説明されることもあります。
でも最大の原因は、もっとシンプルです。
なぜ虫歯になったのか(原因)を直さずに、削って詰めただけだからです。
原因が残ったままなら、当然また虫歯になります。つまり、虫歯治療が対症療法で終わると、再発はほぼ必然です。
止められる虫歯は削らなくていい
痛みがない、進行していない、生活習慣に明らかな原因がある――このタイプの虫歯は、まず「止める」が正解です。
虫歯の治療の順番は本来こうです。
- ① まず止める(原因を減らす)
- ② 必要なら治療する(削るのは最後)
いきなり削ると、「治療したから安心」という気持ちが生まれ、逆に生活が戻ってしまい、結果として再発ループに入ることもあります。
「もう虫歯にならない治療法」は存在しない
残念ですが、はっきり言います。
「これを詰めたら、もう大丈夫」という治療法は存在しません。
虫歯を止める本体は、詰め物ではなく、あなたの飲食習慣です。
治療して安心が“最悪”になるケース
治療後に安心してしまい、
- 間食が増える
- だらだら飲食が戻る
- 甘い飲み物(砂糖・酸)を頻回にとる
こうなると、治療した歯こそ再発しやすくなります。
大名歯科が大切にしている考え方
大名歯科では、「すぐ削る」よりも「なぜそうなったのか」を一緒に考えることを重視しています。
虫歯には、
- 削らずに止められる虫歯
- 今は経過観察でよい虫歯
- 早めの治療が必要な虫歯
があり、すべて同じ扱いにはできません。歯を一生守るためには、見極めが重要です。
まとめ:虫歯は“治す”より“止める”
- 虫歯は放っておいても勝手には進まない
- 進行するかどうかは「放っとき方」次第
- 原因を直さず削れば、再発するのは当たり前
- 治療より先に「止める」という選択がある
最後に:この虫歯、削らないとダメですか?
「この虫歯、削らないとダメですか?」
その一言を、ぜひかかりつけ歯科医に聞いてみてください。
大名歯科は、“削らない勇気”も一緒に考えます。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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