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その歯医者、本当に信じて大丈夫？患者が“三行半”を突きつけるべき理由

2025年12月23日大名歯科院長

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その歯医者、我慢して通ってませんか？患者が「三行半」を突きつけていい本当の理由

「なんとなく合わない」「説明が少ない」「質問しづらい」――。

そう感じながらも、歯科医院に通い続けている方は少なくありません。ですが、結論から言えば患者さんは医療者に“三行半（＝通院先を変える決断）”を突きつけてもいいのです。

かかりつけ探しは「結婚相手探し」に似ている

かかりつけ医（歯科も同じ）探しは、結婚相手を探すようなもの。

自分で探して、出会って、話してみて、価値観が合うか確かめて――その中から「この人なら任せられる」と思える相手を見つけるしかありません。

しかも命や健康がかかっているという意味では、結婚相手より重要かもしれません。

日本は「医療を選べる国」──せっかくの自由を捨てない

日本の医療は、原則としてフリーアクセスです。紹介状がなくても、患者さんが医療機関を選べます。

つまり患者さんには、

医療機関を選ぶ自由
合わなければ変える自由
少し遠くても信頼できる医院を探す自由

があります。これは、患者さん側の正当な権利です。

実は、医者側には「患者を選ぶ権利」がほぼない

医師（歯科医師を含む）には応召義務という考え方があり、原則として来院した患者さんを診る義務があります。

ここがポイントです。

医療者は患者を選びにくい。でも、患者は医療者を選べる。

この現実を知らないまま、合わない相手に“我慢して通い続ける”人が多いのです。

【歯科特化】歯科医院こそ「相性」で結果が変わる

歯科医療は、単に「その場の痛みを取る」だけでは終わりません。

むしろ大切なのは、

なぜ虫歯や歯周病になったのか（原因）
どうすれば再発しないか（予防）
どの治療が自分に合うか（方針・価値観）

を共有しながら、長期で一緒に進むことです。

歯科で「合わない」が起きやすい典型例

説明が少なく、治療が早い（不安が残る）
質問しにくい空気（納得が置き去り）
すぐ削る・すぐ抜くなど、方針が合わない
予防や生活習慣の話がなく、毎回“修理”だけで終わる

これらは「技術が良い・悪い」とは別に、相性の問題として起きます。

文句を言い続けるより「静かに離れる」ほうが賢い

「説明が足りない」
「ちゃんと見てくれている気がしない」
「なんとなく信用できない」

そんな不満を抱えながら通い続けるのは、結婚で例えるなら不満だらけなのに離婚しない状態に似ています。

エネルギーを消耗するだけで、状況が急に良くなることは多くありません。

患者にできる最も合理的な選択＝“三行半”

患者さんができる最も賢い選択は、何も言わずに別の医院へ行くことです。

これが、お互いにとってダメージが少ない「円満離婚」。

医療は感情論ではなく、信頼と相性がすべてです。合わない相手に、我慢する必要はありません。

【三原市ローカル版】地方だからこそ「かかりつけ選び」で差がつく

ここ三原市のような地方では、つい「近いから」「昔から通っているから」「知り合いがいるから」で医院を固定しがちです。

でも、歯科は特に通院が長期になりやすい分、相性が悪いとストレスも結果も積み上がります。

三原市で歯科医院を選ぶときの現実的な視点

通いやすさ（駐車場、予約の取りやすさ、生活動線）
説明の丁寧さ（治療の選択肢・期間・費用の見通し）
予防への本気度（定期管理・セルフケア指導）
痛みの配慮（麻酔、処置の進め方、負担軽減）

「少し遠いけど、ここなら安心できる」――そう思える医院を選ぶ価値は大きいです。

三原市内に限らず、生活圏（通勤・通学・買い物動線）の中で自分に合う歯科医院を探してOKです。

最後に：歯科は“人生の後半”で差が出る

歯は、痛くなくても静かに悪化することがあります。歯周病は特にそうです。

そして、歯を失うと「食事」「会話」「表情」「健康寿命」にまで影響が広がります。

だからこそ、歯科医院選びは妥協しない。
それは、わがままではなく“成熟した判断”です。

よくある質問

Q：歯医者を変えるのって失礼じゃないですか？

A：失礼ではありません。患者さんには医院を選ぶ権利があります。合わないと感じたら、静かに移るだけで十分です。

Q：どんな歯医者が「相性がいい」んですか？

A：正解は人それぞれです。ただ、説明が分かりやすい／質問しやすい／予防まで一緒に考えてくれる医院は、長期で見て満足度が高くなりやすいです。

Author Profile

大名歯科院長: 大名　幸一　Koichi Omyo

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