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子供の歯並びは妊娠中の食事が原因?マイナス1歳から始める歯育のすすめ

2026年2月21日 大名歯科院長
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「将来、子供の歯並びが悪くならないか心配…」とお考えのプレママや親御さんへ。実は、子供の歯並びへの影響は「妊娠中の食事(マイナス1歳)」からすでに始まっていると言われているのをご存知でしょうか?

現代の子供たちに歯並びの悪化(スペース不足)が増えている原因は、単に「硬いものを噛まないから顎が小さくなった」だけではありません。妊娠中から幼児期にかけての「高カロリー・高タンパクな食事」が深く関係していると指摘されています。

本記事では、大名歯科が子供の歯並びを守るための「マイナス1歳からの歯育・食育」についてわかりやすく解説します。

最近の子供に多い「歯が生えるスペースがない」問題

最近、当院の診察室でも次のような歯並びの子供たちをよく見かけます。

  • 下の前歯: 4本分のスペースしかないのに、3本の大人の歯が窮屈そうに生えている。
  • 上の前歯: 4本分のスペースに2本しか生えておらず、残りの2本が生える余地が全くない。

このように、大人の歯(永久歯)が綺麗に並ぶための「顎のスペース」が足りていないケースが非常に増えています。

歯並びが悪くなる本当の原因は「小顔」と「大きな歯」?

一般的に、現代っ子の歯並びが悪い理由は「柔らかいものばかり食べていて、硬いものを噛まないから顎が成長しない」と説明されることが多いです。しかし、近年の研究や文献では、それだけではないもう一つの理由が指摘されています。

1. 顎の成長不足による「小顔化」

過去50年で、私たちの生活様式や食生活は大きく変わりました。身長は10cm近く伸びて体は大きくなりましたが、実は顎の骨の形と大きさはそれに比例して大きくなっていません。
エラ(下顎の左右の角)の張りが小さくなり、面長で小顔の顔つきの人が増えました。この「小顔化」により、歯が並ぶための奥行きと横幅が狭くなってしまったのです。

2. 高カロリー食による「歯の大型化」

さらに興味深いのは、「妊娠期から幼児期にかけての高カロリーで高タンパクな食事が、歯そのものを大きくする」という指摘です。

つまり、現代の子供たちの歯並びが悪くなりやすいのは、以下の2つの要素が重なっているためと考えられます。

  • 噛む回数が減り、顎が小さくなった(小顔化)
  • 高カロリー・高タンパク食によって、歯が大きくなった

「狭いスペース(小さな顎)」に「大きな歯」が生えようとするため、綺麗に並ぶことができず、歯並びがガタガタになってしまうというわけです。

きれいな歯並びを作る「マイナス1歳からの食育」

では、子供の歯並びを綺麗に保つためには、どうすればよいのでしょうか?

その答えは、子供が生まれる前、つまりお母さんのお腹の中にいる「マイナス1歳からの食育・歯育」にあります。胎児の歯の芽(歯胚)は妊娠中から作られ始めているからです。

高カロリーで柔らかい欧米化された食事を見直し、よく噛む必要のある「和食」を中心とした食生活へシフトすることが大切です。

【おすすめの食生活のポイント】

  • 主食を見直す: 白米だけでなく、玄米を取り入れたり、芋類を皮ごと食べる。
  • 動物性タンパク質の選び方: 肉類ばかりに偏らず、魚介類や鶏卵などをバランスよく取り入れる。
  • よく噛む工夫: 食材を少し大きめに切るなど、自然と噛む回数が増える調理法を取り入れる。

まとめ:親の食への意識が次世代の健康を守る

子供の歯並びは、遺伝だけでなく「妊娠中からの食生活」が大きな影響を与えます。

妊娠中のプレママの時期から食事内容に少し気を配るだけで、将来のお子様の歯並びや健康を大きく守ることにつながります。次世代、そしてまたその次の世代の健康を考えると、お母さんやご家族の「食に対する意識」の影響力は計り知れません。

お子様の歯並びや、妊娠中のお口の健康について気になることがありましたら、ぜひお気軽に大名歯科までご相談ください。一緒にマイナス1歳からの歯育を始めましょう!


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