【歯科医が解説】痛い虫歯は黒くすれば治る?自力で治せる虫歯の正体とは
鏡を見たとき、歯に黒い点を見つけて「あっ、虫歯だ!」とドキッとしたことはありませんか?
絵本やイラストで見る虫歯のイメージは「黒」ですよね。でも実は、見た目の黒さだけで危険度を判断するのは間違いかもしれません。
今日は、意外と知られていない「安全な黒い虫歯」と「危険な白い虫歯」について解説します。
実は良い虫歯?「黒い虫歯」の正体
「黒い虫歯」と聞くと、ひどく進行しているように見えて不安になりますよね。しかし、実はこの黒い虫歯、歯科医学的には「進行が止まっている良い虫歯(停止性う蝕)」であるケースが多いのです。
なぜ黒いのに大丈夫なの?
この黒さは、虫歯の進行が止まり、歯が再石灰化(修復)して硬くなった証拠です。
- 特徴: カチカチに硬い
- 状態: 進行が止まっている
- 痛み: 基本的にない
逆に、今現在しみるような痛みがある「進行中の虫歯」がある方は、適切な処置をして進行を止め、歯を硬く黒く安定させることで、痛みを感じなくさせることも可能です。「黒い=悪い」という思い込みを一度捨ててみましょう。
要注意!「白い虫歯」は空洞化のサイン
一方で、警戒していただきたいのが「白い虫歯」です。
「歯が白いなら健康でしょ?」と思ってしまいがちですが、歯の表面にチョークのような不自然な白濁(白い濁り)がある場合は要注意です。
氷の気泡と同じ?歯がスカスカになっている証拠
家の冷蔵庫で作った氷を想像してみてください。真ん中が白く曇っていませんか?あれは氷の中に気泡が入っているからです。
白い虫歯(初期虫歯)もこれと同じ原理です。
- 歯の表面からミネラルが溶け出す
- 歯の内部がスカスカに空洞化する
- 光が乱反射して「白く」見える
これは、穴が開く一歩手前の危険な状態です。放置するとすぐに茶色く柔らかい虫歯へと進行してしまいます。
白い虫歯なら「自力で」治せます
ここからが重要なお話です。黒くて穴が開いてしまった虫歯は歯医者で治療する必要がありますが、「白い虫歯(初期虫歯)」だけは、なんとご自身の力で治せる可能性があります。
今日からできる飲食習慣の改善
白い虫歯は、お口の中の環境を整え、「再石灰化(歯の修復)」を促すことで、元の健康な歯に戻ることが期待できます。
- ダラダラ食べをやめる: お口の中が酸性になっている時間を減らしましょう。
- 糖分のコントロール: 虫歯菌の餌となる砂糖を控えてみましょう。
- フッ素の活用: フッ素入りの歯磨き粉などで歯を強化しましょう。
「歯が白濁してきたかも?」と思ったら、削る治療が必要になる前に、まずは生活習慣を見直すチャンスです。
まとめ:不安なときは大名歯科へ
- 黒くて硬い虫歯 = 進行が止まっている(経過観察でOKなことも多い)
- 白くて濁った虫歯 = 進行中・要注意(生活習慣で治せる可能性あり)
ご自身の歯の変色が「止まっている黒」なのか、「危険な白」なのか、自己判断が難しい場合も多いかと思います。
「これって虫歯かな?」と気になったら、まずは大名歯科へお気軽にご相談ください。削る必要がない段階での早期発見が、一生ご自身の歯で過ごすための秘訣です。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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