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「口呼吸」は万病の元

2024年1月21日 大名歯科院長
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口呼吸は健康に悪影響を及ぼす要因となります。虫歯、歯周病、風邪、気管支炎などのリスクが増加し、その根本的な原因は唾液の蒸発とウイルスの侵入率の上昇です。口唇の乾燥、歯のプラークコントロールの悪化、歯肉の腫れは口呼吸の兆候とされ、これにより歯列不整、咬合不整、審美障害、顎関節症、口渇感による睡眠障害などの二次的な問題も引き起こされます。

口呼吸の判断基準は口唇の乾燥や歯の状態だけでなく、特に成長期の長期の口呼吸が大きな問題とされています。心拍数が上がった際の短期の口呼吸は問題ないが、長期の口呼吸は大きな懸念事項です。

就寝中の口呼吸対策に加え、起きている時の対策が重要です。口を閉じ、舌先を上の前歯の裏にキープすることが勧められます。受動的な行為中は用心が必要で、家族の注意も有効ですが、これらの対策だけでは不十分です。

効果的な方法として、ノンシュガーガムをだらだら噛むことが挙げられます。噛むことで唾液の分泌が増加し、口を閉じていないと涎が漏れ、口呼吸を防ぐ助けになります。ただし、一生懸命でなく静止せず、だらだらと噛み続けることが重要です。これにより、お子さんの歯並びも改善される可能性があります。

さらに、体が乾燥すると体内機能が衰え、冷えると免疫力が低下します。乾燥と冷えの両方が口呼吸で一気に加速することは、既に広く知られています。したがって、口呼吸に対する意識と対策は、健康の維持と向上において重要な要素となります。


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