大名歯科院長ブログOHMYO BLOG

口呼吸は万病の元

2024年3月22日 大名歯科院長
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口呼吸は虫歯や歯周病、風邪などの気管支炎のリスクを確実に高めます。その理由は呼気と吸気が鼻腔を通らないことによる唾液の蒸発とウイルスの侵入率の上昇です。

しかし口呼吸が問題なのはこれだけではありません。二次的な問題として歯列不整、咬合不整、審美障害、顎関節症、口渇感による睡眠障害などが挙げられます。

口呼吸の判断は口唇の乾燥が一番ですが、上の前歯の磨きやすいところでもプラークコントロールが悪く、歯はヌルヌル、歯肉は赤く腫れぼったいのも十分な判断基準になります。

急な運動で心拍数が上がった時など、短期間の口呼吸は問題ありませんが、長期間の口呼吸、特に成長中の口呼吸は大きな問題です。

人生の3分の1を占める就寝中の口呼吸対策は以前お話しした通りです。残り3分の2の起きている時の対策です。まず、当たり前ですが口を閉じるように意識しましょう。また、舌先の位置を上の前歯の裏側にキープし続けることも重要です。テレビやDVDなどの受動的な行為の際には特に用心が必要です。周囲が注意してくれることもある程度効果的ですが、これらの対策では不十分です。

そこで私が考える効果的な方法をご紹介します。ノンシュガーガムを噛み続けることです。唾液が出ますが、口を閉じていないと涎が漏れ出ます。ポイントは一生懸命でもなく、静止することもなく、噛み続けることです。顎が小さめのお子さんでも大きくなって綺麗な歯並びになる可能性があります。「ガムを噛むこと」で万病を予防しましょう。


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