「キシリトール入りなら安心」は勘違い?歯科医が教える、本当に歯を守るガムの選び方
虫歯や歯周病を防ぐために、日常的にガムを噛む習慣を取り入れている方は多いのではないでしょうか。
しかし、「キシリトール配合だから安心」と思って選んだそのガム、実はかえって虫歯のリスクを高めているかもしれません。
大名歯科では、ガム選びに関する「よくある誤解」を解き明かし、皆様が本当に正しいオーラルケアができるようサポートいたします。
1. キシリトールの「大袈裟なイメージ」にご用心
私たちが「虫歯予防のためにシュガーレスガムを噛むのもおすすめですよ」とお話しすると、多くの方が「あ〜、キシリトールガムですね!」とおっしゃいます。
確かにキシリトールは代用甘味料の一つですが、実は「キシリトールだけが虫歯予防の特効薬」というのは、少し大袈裟な広告キャンペーンの影響です。
キシリトールの予防効果を謳う実験の中には、実際の口内環境(唾液など)を除外して結果を出しているものもあります。また、「天然の甘味料」とアピールされがちですが、実際には加工された甘味料です。キシリトールさえ入っていれば虫歯予防において「一番」である、という思い込みには少し注意が必要です。
2. 「キシリトール配合=虫歯にならない」の落とし穴
ガム選びにおいて最も気を付けていただきたいのが、パッケージの「表示」です。
「キシリトール配合」と大きく書かれていると、それだけで歯に良い気がしてしまいますよね。しかし、成分表をよく見てみると、キシリトールと一緒に「砂糖」がしっかり入っている商品も少なくありません。
どんなに予防効果のある成分が入っていても、虫歯の直接的な原因となる「砂糖」が入っていては本末転倒です。
3. 大切なのは「入っているもの」より「入っていないこと」
ガムを噛むこと自体は、唾液の分泌を促し、虫歯予防・歯周病予防・免疫力アップ・歯列不整の予防など、デメリットよりもメリットが大きく上回る素晴らしい習慣です。
その恩恵をしっかりと受け取るための最大のポイントは以下の通りです。
- 「何が入っているか(キシリトール等)」ではなく、「何が入っていないか(砂糖不使用)」を重視する
- 必ず「シュガーレス(砂糖不使用)」の表示を確認する
パッケージの表面にある魅力的な言葉だけで判断するのではなく、ぜひ「砂糖が入っていないか」を確認する習慣をつけてみてください。
まとめ:正しい知識でご自身の歯を守りましょう
テレビやお店で様々な情報があふれる現代、「何が本当に正しいのか」と不安になってしまうのは当然のことです。今回お伝えしたかったのは、「キシリトールが悪い」ということではなく、「キシリトールという言葉だけで安心しないでいただきたい」ということです。
成分表示を少し気にするだけで、ガム選びの失敗はなくなります。毎日のオーラルケアや、ご自身の歯の健康について疑問や不安があれば、いつでも大名歯科へお気軽にご相談ください。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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