大名歯科院長ブログOHMYO BLOG
年に一度の健診での糖尿病はアテにならない
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健診で血糖値やHbA1cが低いからと言って安心している方いませんか。毎年の健診では血糖値正常なのに、ある日いきなり糖尿病と診断されてしまうこともあります。
まず血糖値ですが、前日夕食以降長時間絶飲食で臨む超空腹時血糖値では、非日常過ぎてほとんどアテになりません。
次にHbA1cですが、これは赤血球のヘモグロビンに対するブドウ糖蓄積量ですので、赤血球の寿命の半分である2か月間の血糖値の平均とも言えます。健診が近づくと、体重が減っていてほしいと思うのは人情であり2か月くらい前から多少血糖値の上がりやすそうな食事を控えているのではないでしょうか。健診が終わるやいなや残りの10か月はまた、思うがままの食事になりがちですよね。
仮に空腹時血糖値が少しくらい高くても、体を動かした直後は全身に栄養を送るためなので問題ありません。健診に慌てて行ったときは当然高くなります。健診での数値に一喜一憂あまりせず、糖尿病予防で大切なのは、日常で血糖値の急激で大幅な乱高下をさせず平均でやや低めに保つことです。
糖尿病にならないためには、血糖値の上がりやすい飲食を回数多くしない。例えば果糖ブドウ糖液糖が含まれる清涼飲料水やアメは完全排除。お菓子ケーキなどの砂糖やフルーツなどの果糖含有の一般的に言われる「甘いもの」は食事の最後で、食事の原則は消化吸収の悪い繊維質のものから食べる。味見、つまみ食い、ちょい飲みなどを含めて飲食回数を増やさない。これって、虫歯予防にも通じる病気にならないとても大事な飲食生活習慣です。
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- 大名 幸一 Koichi Omyo
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