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黒より危険!? 虫歯の色に隠された衝撃の真実 物語編

2025年9月12日 大名歯科院長
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ある日、学校帰りに娘がこう言いました。

「ねえママ、虫歯って黒なんだよね?」

絵本で見た虫歯は、いつも真っ黒。だからそう信じていたのです。

ところが歯医者さんに行って驚きました。

先生は娘の歯を見ながら言ったのです。

「実はね、虫歯は黒だけじゃないんだよ。茶色、オレンジ、黄色…そして“白い虫歯”もあるんだ」

「えっ、白も虫歯なの!?」と娘。

「そう。白は“治る可能性がある虫歯”なんだ。逆に一番危険なのは黒よりもオレンジや黄色なんだよ」

その言葉に私もびっくりしました。

だって“痛くなったら虫歯”だと思っていたからです。

でも先生は続けます。

「痛みが出たら、もう手遅れなんだよ」

奥歯の溝が黒いのは…?

さらに先生は鏡を見せながらこう説明しました。

「ほら、奥歯の溝が黒いでしょ。これ、虫歯なんだ」

私は慌てて言いました。

「歯磨きが甘かったからですよね…」

でも先生は笑って首を振ります。

「違うよ。歯ブラシの毛先はどんなに頑張っても、奥深くの溝までは届かないんだ」

つまり“歯磨きをサボったせい”ではなかったのです。

むしろ、溝の奥にたまった汚れは歯科医院でのケアでしか防げないとのこと。

あの時、娘が「黒=虫歯」と思い込んでいたように、多くの人が虫歯の色について誤解しています。

でも本当は、色で進行度もリスクも違う。

黒より危険なオレンジや黄色の虫歯、治せる可能性のある白い虫歯…。

知っているか知らないかで、未来の歯の運命は大きく変わるのです。


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