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🚑「歯の救急車」がなくて本当に良かった!? 歯痛のホントの緊急性とは

2025年9月26日 大名歯科院長
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「歯の救急車」というものは存在しません。もしあったとしても、歯医者は正直困ってしまうでしょう。なぜなら、多くの歯のトラブルは“命に関わる緊急性”がないからです。

特に注意していただきたいのは、自発痛(何もしていなくてもズキズキ痛む状態)がなければ、基本的に緊急性は低いということ。例えば、「冷たい物を飲むとキーンとする」や「噛むと少し痛い」といった症状は、すぐに救急対応を必要とするものではありません。

それにもかかわらず、「早く治してください!」と治療を急かしてしまうと、歯科医師がじっくり精密に進めるべき治療が、どうしても“とりあえずの対応”になりがちです。その結果、後々再治療が必要になったり、治療期間が長引いてしまうリスクがあります。

つまり、歯科治療はスピードよりも正確さと丁寧さが大切。

「ちょっと気になるけど今すぐ命に関わらない」―そんな時は、慌てずに予約を取り、落ち着いた環境で適切な治療を受けるのが一番です。


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