食欲の秋こそ“あきらめダイエット”!? 歯科医が語るカロリー計算の落とし穴
カロリー計算のウソ|燃やすだけの数字にだまされていませんか?
「糖質4kcal」「タンパク質4kcal」「脂質9kcal」──この数字をもとに、「ダイエットには脂質を控えましょう」と思っている方、多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。この“カロリー”とは、実際に食べ物を燃やしたときの熱量のこと。つまり、理屈の上では木くずを燃やしてもカロリーになります。
しかし、人間の体はストーブではありません。私たちは「燃える」わけではなく、「代謝」しています。
カロリーという単位は、食べ物の“燃焼熱”を表すだけで、体の中でどれだけ活かせるかとは別問題なのです。
カロリーより「代謝」と「食べ方」が大切
同じ100kcalでも、体への影響はまったく違います。たとえば、砂糖100kcalとナッツ100kcalでは、血糖値の上昇も満足感も大きく異なります。
大切なのは「何を、どんなリズムで食べるか」。
ゆっくり噛み、唾液と混ぜて、胃腸に負担をかけずに消化吸収できるかどうかが、健康的な体づくりの分かれ道です。
食欲の秋、ダイエットの敵は“季節”そのもの?
実り多き秋。旬の味覚、飲み会シーズン、寒さで体型が隠せる秋冬服──ダイエットには障害がいっぱいです。
この時期からダイエットを始めて「うまくいった!」という人は、実は少数派。誘惑の多い秋にストレスをためて続かないより、「今は調整期」と割り切る方が健康的です。
“あきらめる”勇気もダイエットの一部
秋のダイエットで大切なのは、無理に減らすことではなく、「壊さない」こと。
食べ過ぎた翌日は胃腸を休ませ、間食を控え、よく噛む。それだけでも十分なリセット効果があります。
そして、冬に備えて代謝を整える“準備期間”と考えれば、心も体も楽になります。
歯から始める食生活の見直し
噛む力はダイエットの第一歩。よく噛めば満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防げます。
「ゆっくり噛む」「味わって食べる」──この2つができる口の健康が、理想の体づくりの基礎です。
大名歯科では、噛み合わせや咀嚼バランスのチェックも行っています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▶ カロリーより、“噛み方”と“食べ方”で変わる健康づくりを。
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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