早食いより危険!? 「早噛み」が引き起こすお口の事故とは
「噛むにも安全運転を」──“咀嚼の居眠り運転”が歯を壊す理由
食事中の「ガチッ」「痛っ!」という瞬間、誰にでもありますよね。
実はそれ、咀嚼の居眠り運転かもしれません。
🚗 咀嚼の居眠り運転とは?
居眠り運転はブレーキが間に合わない状態。ぶつかってから止まるのでは、もう遅いのです。
実は噛む動作も同じで、歯や顎に強い衝撃を与えてから「痛い」と気づくのは手遅れです。
とくに早噛み(速く噛む)は危険信号。噛み合わせが乱れ、歯・歯肉・顎関節に負担をかけます。
咀嚼の安全運転は、車と同じようにブレーキを踏んで減速することが大切です。
つまり、噛み始めをゆっくり、そして顎を丁寧に動かす。
これが「歯と顎の交通安全」の基本です。
🦷 お口の自損事故は“保険”より“予防”が一番!
歯ぎしりや噛みしめは、いわばお口の自損事故。
事故がなければシートベルトもヘルメットも不要ですが、
歯や顎に負担をかけやすい人には、夜間用マウスピースをおすすめします。
保険ではなく予防で守るのが歯の安全運転です。
マウスピースが必要なサイン
- 朝起きたときに顎がだるい・こわばる
- 歯がすり減っている、ヒビが入っている
- 肩こり・頭痛が強い時期がある
- 就寝中、家族に「歯ぎしりしてるよ」と言われた
交通事故と同じで、“起きてから”では遅いのです。
夜間のマウスピースは、まさにお口のシートベルトです。
😬 舌や頬を噛むのは「速がみ」の警告灯
食事中に舌や頬を噛む──テンション下がりますよね。
これを「かみ合わせのせい」と思いがちですが、
実は原因の多くは速すぎる咀嚼(早噛み)です。
痛っと感じても止まれない。つまりブレーキが効いていない状態。
そんなときは、「ゆったり」食べる気持ちを思い出しましょう。
食事を急がず、丁寧に味わうだけで、事故は劇的に減ります。
安全な咀嚼のポイント
- 噛み始めはゆっくり(口を閉じるスピードを意識)
- 左右バランスよく噛む(片側だけはNG)
- テレビやスマホを見ながら食べない(無意識咀嚼が事故の元)
- 1口30回を目安に、リズムを整える
🌸 三原市・大名歯科からのメッセージ
大名歯科(広島県三原市)は、「噛む力とスピードの調和」を大切にしています。
歯ぎしり・噛みしめ・早噛みは、いずれも歯の交通事故。
事故ゼロを目指すために、咀嚼の安全運転を意識しましょう。
✅ マウスピース相談や咀嚼習慣チェックは、大名歯科のご予約ページからどうぞ。
歯の交通安全週間、始めませんか?
Author Profile
- 大名 幸一 Koichi Omyo
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