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歯に物がはさまる“本当の理由”はあなたのスピード!?—“早噛み習慣”が生む小さな地獄

2025年10月11日 大名歯科院長
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歯に物がはさまる理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、いわゆる“すきっ歯”だから。これは誰でも想像できますね。こうした場合、舌で簡単に取れることがほとんどです。

しかし問題は、舌でも取れない不快な“はさまり”。

実はこれ、虫歯でも歯並びでもなく——**あなたの「噛むスピード」**が原因かもしれません。

たとえば、急いでランチを済ませようと、ガツガツ噛んでいるとき。

その一瞬、強い力がかかって歯がわずかに動き、ほんの小さな隙間が生まれます。

そこに食べかすがスッと入り込むと、次の瞬間、歯が元に戻ってギュッと閉じ、

まるでドアに挟まれた紙のように、ピタッと取れなくなるんです。

「歯の間にお肉が挟まって爪楊枝でも取れない…」

そんな経験、ありませんか?

その正体は、“速噛み”による一瞬の歯のズレ。

つまり、スピード咀嚼が招く“口内の渋滞事故”です。

💡まとめと予防ポイント

速く噛むと歯が一瞬動く → 食片が入り込みやすい 一度閉じると歯圧でロックされ、舌でも取れにくい ゆっくり噛む「徐行咀嚼」が最大の予防法

「よく噛む」は健康の基本ですが、“速く”ではなく“ゆっくり”が鉄則です。

食後の不快感ゼロを目指して、“歯にもマナー運転”を。


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